若者ファン急増中! 日本の伝統的な演劇形式を踏襲 「浪曲映画祭」6月25日から - イザ!

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若者ファン急増中! 日本の伝統的な演劇形式を踏襲 「浪曲映画祭」6月25日から

三笠優子
三笠優子

 東京・渋谷の「ユーロライブ」で25~29日の5日間、「情念の美学」と銘打ち「第3回浪曲映画祭」を開催する。

 日本の伝統的な演劇形式を踏襲し、1920年代後半に寿々木米若の浪曲『佐渡情話』がSPレコードで大ブレーク。それに目を付けた日活が34年に映画化。以降、浪曲や講談の口演付き映画が大衆演劇の王様として流行した。今回は映画上映後に浪曲口演が付く(映画のみもある)というスタイルでの開催。主だった作品をチェックする。

 25日は月形龍之介、細川ちか子主演『桃中軒雲右衛門』(成瀬巳喜男監督)。九州で名を挙げた雲右衛門は一門を引き連れ東京に向かうが途中で行方をくらます。中興の祖といわれた伝説の浪曲師の人生を描く。口演は三笠優子が『晴れ晴れ雲』を演じる。

 26日は村田英雄主演の『男の勝負 仁王の刺青』(鈴木則文監督)。浪曲師・菊池政五郎の背中の入れ墨に男たちの義侠(ぎきょう)心が踊る。天知茂、北島三郎らが男臭さを発揮している。口演は玉川太福の『天保水滸伝 笹川の花会』。

 27日は18代中村勘三郎主演のシネマ歌舞伎『野田版 研辰の討たれ』。赤穂浪士の討ち入りをバカにした研屋の辰治が家老に怒られ、それなら剣術を学びたいと言い出すが…。口演は玉川奈々福で『研辰の討たれ』。

 28日は黒川彌太郎主演『虎造の荒神山』(青柳信雄監督)。伊勢の神戸長吉、桑名の安濃徳次郎の縄張り争いに清水一家が絡んで…。三代目神田伯山の講談と広沢虎造の浪曲で有名になった。口演は木村勝千代の『お民の度胸』。

 29日は芸歴70年のベテラン浪曲師、港家小柳の密着ドキュメンタリー『港家小柳IN-TUNE』(川上アチカ監督)。2014年に浅草・木馬亭で開いた初の独演会の貴重な記録だ。ベテランの曲師、沢村豊子との即興の掛け合いが会場を熱気に包んだ。川上監督と港家小そめのトークショーの後、小そめが『宮様と自転車』を口演する。

 最近は若者の間でもファンが増えている浪曲。詳しくはネット検索か当劇場まで。すべて予約制なのでご注意を。 (望月苑巳)

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