【定年後・自走人生のススメ】シニアこそ髪ファッションを意識(上) 普通でいい…きちんとした自分を意識 - イザ!

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定年後・自走人生のススメ

シニアこそ髪ファッションを意識(上) 普通でいい…きちんとした自分を意識

髪(ヘア)ファッション四季(東京都荒川区)で代表取締役を務める飛田恭志(たかし)さん
髪(ヘア)ファッション四季(東京都荒川区)で代表取締役を務める飛田恭志(たかし)さん

 「髪は着替えられない“アウトウエア”なんですよ」

 こう語るのは、髪(ヘア)ファッション四季(東京都荒川区)で代表取締役を務める飛田恭志(たかし)さん。同社は東京都内に6店舗を展開する理美容業だ。飛田さんは、経営者であるとともに、世界大会の金メダリスト(2008年・米国シカゴ)でもあり、世界に誇る日本の理容技術が享受できる店として多くの常連客の支持を得ている。

 私も現役時代を振り返ると、「今日は大事な商談があるから…。スーツは? シャツは? ネクタイは? 靴は?」といった感じだった。アウトウエアには、それなりに気を遣い、金をかけていたものだ。月に1度の理髪店通いも含めて。

 それが、リタイアしてしまうと、アウトウエアに対する関心が薄くなり、つい「こんなものでいいか」と安易な妥協をしてしまう。

 総務省の家計調査報告(20年平均結果概要)によると、1世帯の消費支出に占める「被服・履物」の支出割合は、2人以上の現役勤労者世帯の3・5%に対して、リタイアした高齢夫婦無職世帯では2・1%と、4割も少なくなっている。

 「服装であれば、定年後は、ビジネスからカジュアルへと着替えてしまえば解決します。しかし、髪は着替えることができません。現役、リタイア後の区別なく、一生つき合っていかなければならないのです。ですので、シニア世代にこそ髪ファッションを意識していただきたいですね」と飛田さん。

 シニア世代の髪ファッションについて、飛田さんにアドバイスを求めてみた。

 「リタイアして人前に出なくなり、外見を気にしなくなると、だらしのない状態になりがちです。その『だらしない』に慣れてしまい、それが普通になってしまうのが怖いのです。現役時代はそれなりにアウトウエアにはこだわりを持ってらっしゃったと思います。定年後になって自由気ままな生活を送るようになり、髪ファッションに対する意識までもが解き放たれてどこかへ行ってしまうということにならないように気をつけたいですね」。私たちが陥りやすい、うっかりポイントを押さえてくれた。

 さらに、「あまり難しく考えなくても構いません。超かっこよくでなくてもいいのです。普通に、ちゃんと、きちんとしている自分を意識していただければ」という飛田さんのアドバイスに少し気が楽になった。

 誰にでもやってくる「老い」に、無理に逆らうのではなく、年齢相応にちゃんと、きちんとした生活が送れればいい…飛田さん流の「老年学」を見たようだ。

 次回は「シニアが理髪店を上手に利用する秘訣(ひけつ)」を飛田さんに教えていただこう。

 ■定年後研究所

 日本で初めての「50代以上会社員」に特化した、定年後ライフの準備支援機関。定年後の「自走人生」を目指す中高年会社員を応援。中高年会社員向け学習システム『キャリア羅針盤』を開発中。(https://www.teinengo-lab.or.jp)

 ■得丸英司(とくまる・えいじ) 1957年生まれ。大手生命保険会社で25年間コンサルティング業務に従事。星和ビジネスリンク専務執行役員、日本FP協会常務理事(現特別顧問)慶應義塾大学講師などを歴任。定年後研究所初代所長を務める(現特任研究員)。著書に「定年後のつくり方」(廣済堂新書)。

zakzak


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