がん電話相談から

7年前治療の子宮頸部高度異形成がまた出てきた

産経ニュース

Q 現在50歳になりましたが最近、子宮頸部(けいぶ)高度異形成と診断されました。7年前にこの病気で、子宮頸部円錐(えんすい)切除術を受けて、治ったと思っていました。再発でしょうか?

A 子宮頸部高度異形成も上皮内がんも治療前には区別が難しく両者を合わせてCIN(子宮頸部上皮内腫瘍=しゅよう)3と診断されます。HPV(ヒトパピローマウイルス)が子宮頸部粘膜上皮細胞(子宮頸部を被覆している細胞)に感染した場合、本人の免疫力などでHPVを排除できないと、ゆっくり時間をかけて、この上皮細胞を腫瘍化させます。

そこで円錐切除術で、7年前に病巣を完全に切除しても、当時は正常に見えた感染上皮細胞が時期を遅らせて高度異形成に進展したと考えられます。すなわち、今回の場合は再発ではなく、新たに発生したと考えます。

Q 今回は円錐切除術ではなく子宮全摘出術を勧められましたが?

A 年齢が45歳未満で妊娠希望があれば、2度目の円錐切除術を選択することもありますが、50歳なので子宮全摘出術により、この病気の根治を目指すのが妥当です。CIN3を円錐切除術で治療する場合の治癒率は、20~30歳代であれば98%、40歳代で96%ですが、閉経となる50歳以降には80%以下に低下し、手術時に大量に出血するリスクも増加します。さらに手術後の子宮頸部の変形狭窄(きょうさく)も生じやすく、手術後の子宮がんの早期診断に支障をきたすことが少なくありません。そこで、子宮全摘出術を勧めます。

Q 子宮とともに両側卵巣も切除したいか主治医に聞かれました。更年期障害が心配で迷いますが?

A 現在50歳でも、月経が順調であれば、閉経まで数年あるでしょうし(平均閉経年齢は51歳)、閉経後数年は卵巣から性ホルモンが分泌されるので、一般的には今後3~5年は卵巣が有用に機能すると期待できます。もし両卵巣を切除すれば更年期障害やホルモン欠乏性の障害に悩む可能性があります。一方、両卵巣を切除することで、将来80分の1の可能性で発生する卵巣がんのリスクをゼロにできるかもしれません。

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