コロナ禍で脅かされた日本人の性

自粛下でパートナー間の暴力は増えたのか?

 今回、暴力が増えたと回答した男女で共通している理由は、「自宅で過ごす時間が増えた」「パートナーとの関係が悪くなった」「飲酒量が増えた」となっており、リモートワークなどの影響が強くうかがえる。

 因果関係ははっきりしないが、男性ではさらに「充実していなかった」「休日の頻度が増えた」「セックスの回数が増えた」「自慰の頻度が増えた」、女性では「失業した」「40歳代と60歳代」などの回答があった。

 日本家族計画協会の北村邦夫会長は、「コロナ禍でDVが増加したわけではなく、もともとあった DV・パートナー間の暴力が『在宅時間』や『休日』の増加でエスカレートして露見した可能性があります」と指摘。

 「しかし、ほとんどは自粛下をパートナー同士で支え合って過ごしていて暴力行為は増えていません。第1次緊急事態宣言下で、性暴力が増えたというよりも、性暴力の相談が増えた」と認識している。

 情報番組などで「妊娠相談が増えた」「若者たちの性は大丈夫か?」といった報道があると、その施設に相談が押し寄せたとも。「ただ、このまま自粛が長引けば窮屈で閉塞的な住環境下では、やり場のない状況のなかでセックスを暴力だと相手が受け止めるようになるなど、この数字は増加していくと危惧しています」(北村邦夫氏)

 コロナが長期化する中、家庭内でのDV等を回避させる施策が求められる。 (取材・熊本美加)

 ■北村邦夫(きたむら・くにお) 医師。群馬県渋川市生まれ。自治医科大学を1期生として卒業後、群馬県庁に在籍するかたわら、群馬大学医学部産科婦人科教室で臨床を学ぶ。1988年から日本家族計画協会クリニック所長。現在、一般社団法人日本家族計画協会会長/クリニック所長、日本思春期学会名誉会員、日本母性衛生学会常務理事など。著書には『ピル』(集英社新書)、『セックス嫌いな若者たち』(メディアファクトリー新書)。『ティーンズ・ボディーブック(新版)』など多数。

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