【勝者のワザ】ラフからの処理で気を付けるべきこと アプローチ練習場が備わったコースで入念練習 全米オープン優勝、笹生優花 - イザ!

メインコンテンツ

勝者のワザ

ラフからの処理で気を付けるべきこと アプローチ練習場が備わったコースで入念練習 全米オープン優勝、笹生優花

ラフからのショットで差をつけた笹生(AP)
ラフからのショットで差をつけた笹生(AP)

 ラフにすっぽり埋まったボール。全米女子オープンで優勝した笹生優花もしばしば直面した厳しい状況ではあった。パワー、スピードでは世界でもトップクラスと評価された笹生でも、グリーンまで200ヤード近い距離があるケースでは、無理はきかなかった。攻めすぎてピンチを広げてしまうシーンもあった。

 夏ゴルフでは、日本のコースでも、アマチュアがこうした状況に追い込まれることが少なくないだろう。

 冷静な判断が求められる。まず、やるべきはボールのライがどんな状態なのかを確認すること。ラフでも、ボールが完全に埋まってしまっているのか、半分ほど沈んでいるのか、幸運にも浮いている状態なのか。それによって使えるクラブと打ち方に違いが生じる。すっぽり埋まっているようなら、グリーンまでの距離を打ち出すという考えは捨てよう。

 ボールの状態と似たライを選んでFW、UT、ミドルアイアンなどで素振りをして、どれほどの抵抗を受けるのかを体感することも欠かせない。ヘッドが止められてしまう。振り抜けない。それほどの状況なら、ウエッジで次打を打ちやすいところに打ち出すのが、大ケガを避けた賢い選択になる。

 半分沈んだような状態であっても素振りでの体感は必要だ。なんとか振り抜けるようなら、積極的にグリーンを狙うのも悪い選択ではない。ただし、こうした状況からではボールが転がるから花道から転がし上げるイメージで。幸運にもボールが浮いていたら…。この場合に気をつけなければいけないのは、強く打ち込んでしまうこと。クラブヘッドがボールの下をくぐり抜けてダルマ落としのようになる危険性がある。この場合はやや短く持ってボールの高さに合わせてヘッドをセットし、ティーアップしたボールを打つように払う打ち方がいい。

 グリーン周りでもボールがラフに沈んでしまうことがある。笹生もグリーンをわずかにはずして、深いラフに止まるケースがあった。ヘッドをボール手前にドンと打ち込んでフォローはとらない。ボールはラフを飛び越えるだけで、あとは転がってピンに寄っていく。この処理で何度パーをセーブしたことか。笹生の技が光っていた。

 ラフからの処理の巧拙で5~10打はすぐに違ってくる。

 練習場のマットでは身につかない打ち方、技術なのでアプローチ練習場が備わったコースに行く機会があったら、スタート前、ラウンド後に入念に練習することを勧めたい。

 ■笹生優花(さそう・ゆうか) 2001年6月20日生まれ。8歳でゴルフを始め、14歳でフィリピン女子ツアー優勝。18年アジア大会にフィリピン代表として出場し、個人、団体とも金メダル。代々木高(通信制)3年時の19年に日本のプロテストに合格。ジャンボ尾崎ゴルフアカデミーで学ぶ。今季(20-21年統合シーズン)日本ツアーでプロデビューし2勝、賞金ランキング4位(約9772万円)。所属先のICTSIは「インターナショナル・コンテナ・ターミナル・サービシズ」というフィリピン最大手の港湾運営会社。166センチ、63キロ。

zakzak


  1. みずほは「F」「D」「I」に3分裂か OBに根強い旧行意識
  2. 野田氏「夫を信じている」 週刊誌報めぐり
  3. 高市氏の記者会見場で報道関係者怒鳴り声
  4. 河野氏の年金改革案めぐりバトル勃発 「大増税」の可能性も…野田氏「保険料を払っている人があなたの発言で非常に不安になる」
  5. 菅首相から「聖子ちゃん、権力に近いところに来なさい」 野田氏が幹事長代行に就いた内幕を披露/総裁選