コロナ禍でも弾ける“強炭酸水市場”! より強い刺激を求める「センセーションシーキング」加速 - イザ!

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コロナ禍でも弾ける“強炭酸水市場”! より強い刺激を求める「センセーションシーキング」加速

 ヘルシーで手軽に刺激を得られるとして、無糖の炭酸飲料市場が10年間で約8倍に急成長している。特に飲料各社が力を入れているのが「強炭酸」で、相次いで関連商品を投入している。コロナ禍が長期化するなか、より強い刺激が求められているようだ。

 全国清涼飲料連合会によると、無糖炭酸水の生産量は2009年の3万9500キロリットルから19年には31万3700キロリットルと約8倍に拡大した。日本コカ・コーラによると、20年の無糖炭酸水市場は、累計販売額が前年比を14・8%上回ったという。

 トップシェアを誇るアサヒ飲料の炭酸水ブランド「ウィルキンソン」は、08年以来13年連続で販売数が過去最高を更新している。同社のマーケティング担当者は「消費者の健康志向が高まるなか、家ではなかなか作れない炭酸水を購入する需要が高まっている。国内の炭酸水の飲用経験は約50%程度で、今後、アルコールなどの割り材ではなく、直接飲む文化が浸透すれば、まだまだ成長の余地がある」と話す。

 「強炭酸」を訴求して市場を開拓したウィルキンソンだが、コロナ禍では「巣ごもりでストレスがたまったり、気分転換しにくい状況下で、無糖で気分をリフレッシュさせる飲料としての需要も増えた。心も体も健康な生活を演出する炭酸水としても訴求している」と前出の担当者。7月には、ライトユーザーが手を出しやすいフレーバー入りの「ウィルキンソン タンサンレモン」をリニューアルする。

 サントリー食品インターショナルの「天然水スパークリング」も昨年、販売数量が過去最高を更新した。同社が今月29日に発売する新商品「THE STRONG 天然水スパークリング」は、ブランド史上最高レベルの強炭酸に加え、「爽快な開栓音」が鳴るキャップと、ボトルの形状など消費者の五感に訴える刺激を演出する。

 コカ・コーラシステムが5月に発売した無糖の強炭酸水「アイシー・スパーク from カナダドライ」は、製造時の冷却工程を改良することで過去最高のガスボリュームを圧入させた。

 なぜより強い刺激が求められるのか。心理学に詳しい東京未来大学の出口保行教授は「人間の心理には、より強い刺激を求める『センセーションシーキング』という特性があり、刺激を得る機会が制限されるコロナ禍で強炭酸水を好む傾向が加速しているのだろう。激辛商品が人気を集めるように、より強い刺激の需要は続くのではないか」との見通しを示した。

zakzak

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