米国で今まで製作されなかったことに驚き ハインラインの名作SFが日本で映画化 25日公開「夏への扉」 - イザ!

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米国で今まで製作されなかったことに驚き ハインラインの名作SFが日本で映画化 25日公開「夏への扉」

「夏への扉」(提供写真)
「夏への扉」(提供写真)

 正直、驚いた。この小説が映画になるなんて。米国で今まで映画化されなかったことも驚きだが日本で製作されたのだからなおさらだ。25日公開の『夏への扉-キミのいる未来へ-』がそれ。

 主演は人気俳優の山崎賢人と清原果耶。

 「夏への扉」はロバート・A・ハインラインの古典的名作。SF作家、福島正実が1958年に早川書房から翻訳、出版すると熱烈なファンを生んだという伝説的な作品だ。それを小川真司プロデューサーが30年も前から作りたいと思っていたもの。

 当時はサブカル扱いだったSFだが、機が熟したと原作権の獲得に奔走。難航したが2016年に契約にこぎつけた。そしてノスタルジーものに定評のある三木孝浩監督に白羽の矢を立てた。

 幼くして両親をなくした宗一郎(山崎)は養父、松下博士(眞島秀和)に育てられヒューマノイド型のロボット開発に成功する。しかし共同経営者の松下は金もうけのため宗一郎の婚約者、鈴(夏菜)と手を結び、宗一郎を裏切って会社の株と発明品をすべて他社に身売りしてしまう。

 絶望した宗一郎はひそかに隠していた設計図と株券を、唯一信頼できる松下博士の孫、璃子(清原)に託す手はずをして、30年後の2025年までタイムスリープ(冷凍睡眠)する。愛猫のピートも一緒のはずがそれはかなわなかった。

 30年後、目が覚めた宗一郎は璃子を捜すが見つからない。世話用のロボット(藤木直人)は探求機能で宗一郎を助けることになった。

 30年後にはタイムマシンが完成していて、宗一郎は松下と鈴をこらしめようと再び30年前に戻るのだが、タイムスリップものの定石を守り、矛盾のないよう同一人物が同じ次元で顔を合わせることはない。

 タイトルの「夏への扉」とは、冬嫌いの愛猫ピートが夏につながっているドアをいつも探しているというところからきている。訳本の最後でも「(ピートが)彼はいつまでたっても、ドアというドアを試せば、必ずそのひとつは夏に通じるという確信を、捨てようとはしないのだ」と終わる。

 本作は山崎と清原の愛の物語でもあるが、ピートが影の主役になっているわけだ。だから猫の名演技も見逃せない。 (望月苑巳)

zakzak


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