(セ・リーグ、阪神7―1巨人、10回戦、阪神6勝4敗、18日、甲子園)阪神がセ・リーグ再開初戦を制した。0-0の二回、先頭のD1位・佐藤輝(近大)が右翼へ二塁打を放つと、続くサンズの適時二塁打で幸先よく先制した。この後、梅野、近本も適時打を放ち、この回4本の二塁打で3-0と序盤から猛攻。さらに三回は無死満塁からサンズが13号グランドスラムを放ち、リードを大きく広げた。
先発した西勇は雨で微妙なコントロールに苦しみ、5四死球を与えたが7回5安打1失点。119球の力投で、4月20日の巨人戦(東京ドーム)以来遠ざかっていた今季4勝目を挙げた。右腕はこれで通算99勝。大台にも王手をかけた。
阪神は今季2度目の7連勝で両リーグ最速の40勝到達。貯金は今季最多の「21」とした。巨人と2位で並んでいたヤクルトが勝利したため、セ・リーグは順位が変動。単独2位となったヤクルトとのゲーム差は変わらず「7」のまま。巨人は3位に転落した。