“ニセSMS”にご注意! ワクチン予約を偽る手口、半年で被害5億円超 内容が公式サイトに明記されているか常に確認を - イザ!

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“ニセSMS”にご注意! ワクチン予約を偽る手口、半年で被害5億円超 内容が公式サイトに明記されているか常に確認を

 身に覚えのない荷物の配達や、銀行を装った不審なSMS(ショートメッセージサービス)が携帯電話に届いた経験のある人も少なくないはずだ。最近では新型コロナワクチンの予約を偽るSMSもばらまかれているという。個人情報を流出させるフィッシング詐欺の手口も多く、昨年の半年間だけで5億円超の被害が出ている。どのような対処法があるのか。

 「新型コロナワクチン予約を装うフィッシングにご注意ください」

 ワクチンに関する情報を発信する首相官邸の公式ツイッターアカウントは4日、こう注意を呼び掛けた。警察庁も同様の注意喚起を行っている。

 産学官が連携してサイバー犯罪を解明する日本サイバー犯罪対策センターは5月27日にワクチン予約を装うSMSを確認した。メッセージ中のリンクを開くなどしてフィッシングサイトに誘導された場合、端末内の情報を盗まれたり、不正アプリに感染する恐れがあるという。

 最近では実在の運送会社を名乗り、宅配便の荷物を「不在のため持ち帰った」とのメッセージが相次いで送られている。

 携帯番号を宛先にしたSMSは、簡単なメッセージのやり取りや、2段階認証の本人確認などで使う機会は少なくない。

 ITジャーナリストの高橋暁子氏は「いずれの詐欺も金銭が目的で、ランダムな携帯番号にメッセージを送るため未然に防ぐことは容易ではない。犯罪者側は送りつけることのできた番号を『利用されている携帯番号』として、立て続けにメッセージを送りつけてくることもある」と解説する。

 フィッシングとは、実在する組織を名乗り、アカウントIDや口座番号などの個人情報を詐取すること。宅配業者や金融機関、電力会社、家電量販店などを装うことが多く、フィッシング対策協議会によれば、5月に報告されているだけで海外を含む84ブランドが悪用され、3万5000件を超えているという。

 警察庁によると、2020年上半期のインターネットバンキングにかかわる不正送金の被害件数は885件で、被害額は約5億1200万円。多くがSMSやメールからフィッシングサイトに誘導する手口で、毎年増加傾向にあるという。

 被害に遭わないためには何が必要か。前出の高橋氏は「具体的なブランド名や官公庁を名乗ってだましてくるので、メッセージの内容が公式サイトに明記されているのかを常に調べたほうがいい。人間の不安な心理を利用する手口には年齢や性別に関わらず注意が必要で、今後も五輪関連や年末にかけてのキャンペーン詐欺などが予想される」と警鐘を鳴らした。

 不審なSMSは徹底して無視することだ。

zakzak

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