サイバー攻撃全盛時代にロシア人スパイが“人から情報入手する理由” 「金銭的な負い目を作り…ゆるいお願いから徐々に要求を深めていく」 - イザ!

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サイバー攻撃全盛時代にロシア人スパイが“人から情報入手する理由” 「金銭的な負い目を作り…ゆるいお願いから徐々に要求を深めていく」

プーチン大統領(共同)
プーチン大統領(共同)

 在日ロシア通商代表部の職員に渡す目的を隠し、不正に軍事技術関連の文献を入手したとして、電子計算機使用詐欺の疑いで元調査会社経営、宮坂和雄容疑者(70)が神奈川県警に逮捕された。サイバー攻撃など情報戦の技術も進歩する中、人間同士の接触はいまも有効なスパイ活動の手段だという。日本社会に巣くう「ロシアスパイ」の巧妙な手口とは-。

 宮坂和雄容疑者は「約30年間で約15人のロシア政府関係者と接点があった」と供述。通商代表部や在日ロシア大使館関係者も含まれるという。逮捕容疑となった文献8点の入手を依頼したとされる通商代表部の40代男性職員は情報機関所属とみられる。

 県警は在日ロシア大使館に出頭を要請したが応じていない。ロシア通信によると、在日ロシア大使館は11日、「本件に関して調査中で、その結果に基づき対応する」とコメントした。

 捜査関係者によると、宮坂容疑者はロシア側から米国の宇宙船「ドリームチェイサー」や無人宇宙機「X37B」に関する文献の提供を求められていた。提供した文献の中には、半導体開発に関連する文献も含まれていた。以前、技術文献の調査会社を経営しており、ロシア側が組織的に接触を図ったとみられる。

 2005年にはロシア通商代表部部員が東芝の子会社や通信機器代理店の関係者に接触、情報を入手していた。20年にはソフトバンク元社員が通商代表部代表代理の求めに応じて携帯電話基地局関連の情報を不正に取得していた。

 ロシアスパイの特徴について「文献を自ら調査して報告書を出しても評価されにくいため、人に会い特殊な方法で情報を得ようとする」と話すのは軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏。

 大使館員や通商代表部員という身分で情報源になりうる人物に接触することが多く、「シンポジウムやパーティー、講演会などで知人を増やし、酒をおごったりしながら相手に金銭的な負い目を作り、ゆるいお願いから徐々に要求を深めていく」と黒井氏。「私は本国に帰ればいいが、問題になれば逮捕される」「職を失うよ」と相手を脅すこともあるという。

 宮坂容疑者は、すれ違いざまに書類などを受け渡す「フラッシュコンタクト」という手法を使っていた。黒井氏は「昔は埋めた箱を取りに行くという方法もあったが、現在は居酒屋で封書を渡したりメールする例も多い」という。

 今回の逮捕容疑は電子計算機使用詐欺だが、過去にも不正競争防止法違反などでの立件にとどまっている。前出の黒井氏は「日本には外国の情報機関への協力を取り締まるスパイ防止法がない。中国のように機密指定でない情報を収集したり、中国を称賛する人物を増すなどグレーゾーンの活動にどう対処するかも課題だ」と指摘した。

zakzak

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