中国機28機が台湾防空識別圏に進入 昨年9月以降“最多”で挑発本格化 台湾空軍の警告に、中国側「ここは公海だ」などと応答 - イザ!

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中国機28機が台湾防空識別圏に進入 昨年9月以降“最多”で挑発本格化 台湾空軍の警告に、中国側「ここは公海だ」などと応答

台湾の防空識別圏に進入した中国軍のJ16戦闘機(台湾国防部提供、AP)
台湾の防空識別圏に進入した中国軍のJ16戦闘機(台湾国防部提供、AP)

 台湾国防部は15日、中国軍の戦闘機や爆撃機など計28機が防空識別圏(ADIZ)に進入したと発表した。同部が公表を始めた昨年9月以降、1日では最多で緊張が高まっている。主要7カ国(G7)首脳会議で、「台湾海峡の平和と安定」を明記した共同声明が採択されるなど、自由主義諸国が対中包囲網で結束するなか、中国共産党政権が挑発行為を本格化させたようだ。

 国防部によると、進入したのは中国軍の「J16戦闘機」14機と、「J11戦闘機」6機、「H6爆撃機」4機、「KJ500早期警戒管制機」2機、「Y8対潜哨戒機」1機、「Y8電子戦機」1機の計28機。

 一部の爆撃機や対潜哨戒機は、台湾とフィリピンの間にあるバシー海峡を越えて、台湾を囲い込むようにV字型に飛行し、東部の海岸近くまで到達したという。中国機の進入は今年4月に1日25機を数えたが、ここ2カ月間は飛来機数が1桁の日が多かった。

 台湾紙、自由時報(電子版)によると、台湾空軍が立ち去るよう警告すると、中国側は「ここは公海(上空)だ」などと応答したという。

 中国共産党政権による人権弾圧や軍事的覇権拡大に対し、自由主義諸国は、毅然(きぜん)とした姿勢を見せている。

 G7首脳会議が13日に採択した共同声明では、「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調し、両岸問題の平和的解決を促す」と記された。14日に開かれた北大西洋条約機構(NATO)の首脳会議でも、共同声明に中国の脅威が盛り込まれた。

 中国の動向と、今後の情勢をどう見るか。

 評論家で軍事ジャーナリストの潮匡人氏は「中国は、G7の『台湾海峡の平和と安定』という声明に対抗し、『一つの中国』を行動で示したのだろう。進入機の飛行ルートを見ると、台湾が実効支配する南シナ海のプラタス(中国名・東沙)諸島だけでなく、台湾本島への攻撃意図を持っているとも解釈できる。中国は、欧米諸国が声明だけでなく、行動に出られるかを値踏みをしている。もし、進入機数が3桁に増えれば、台湾空軍単独での対応が厳しい事態になるかもしれない。日本も欧米と歩調を合わせるならば、台湾周辺海域での演習や、日本のレーダー情報を台湾に提供するなどの方法がある」と語った。

zakzak

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