黒川紀章の代表作「中銀カプセルタワー」解体へ 一部保存のクラウドファンディングも開始 - イザ!

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黒川紀章の代表作「中銀カプセルタワー」解体へ 一部保存のクラウドファンディングも開始

 建築家の故・黒川紀章氏の代表作として世界的に知られる、東京・銀座の「中銀(なかぎん)カプセルタワービル」。首都高沿いにあり、ブロックを積み上げたような独特の姿に見覚えがある方も多いだろう。この春、解体・建て替えを計画する不動産業者に売却が決まり、2022年3月以降に解体される予定だ。

 同ビルは1972年に完成した分譲マンション。“ビジネスマンの隠れ家”をキャッチフレーズに販売された。2棟に接続されたカプセルは140戸。日本発の建築運動「メタボリズム」を体現する建物で、25年ごとにカプセルを外して交換、時代や社会の変化に合わせて新陳代謝していく構想だったが、交換は一度も行われていない。築約50年の建物は、共用部の老朽化も進んでいる。

 建築史的にも貴重なビルを残そうと保存活動が盛んだった時期もあったが、分譲時の売り主で同ビルに本社を置いていた中銀グループが撤退。最近は不動産業者によるカプセルの買い増しが進んでいた。

 カプセルは10平方メートルのワンルームでコンパクトだが、ユニットバスや冷暖房を完備。当時、最先端の電子計算機やテープデッキ(オープンリール)などがオプションで選べ、秘書代わりの「カプセルレディ」が常駐。郵便の取り次ぎやクリーニングなどのサービスも提供していた。独創的な建物に魅力を感じる人は多く、コロナ禍の前は外国人にも人気の観光スポットだった。

 ここでの居住経験があり、機器類がすべて動くようにレストアした「A606」でシェアオフィスを運営する建築士の、いしまるあきこさんは、ビル解体にあたり、クラウドファンディングを立ち上げた。全カプセルの調査を行い、解体後に取り外されるカプセルをモバイル化して「動くカプセル」の保存をめざす。

 いしまるさんによる見学会(所要約60分。参加費税込み3000円)も始まり、名建築を惜しむ人々から支援の輪が広がっている。詳細は、中銀カプセルタワービルA606プロジェクト(http://capsule1972.com)。 (立野井一恵)

zakzak

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