【画期的!アップルウォッチで心臓病予防】目指すは「高齢の方でも管理できる医療DX」 病院での検査データにアプリが計測するヘルスケアデータを統合 - イザ!

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画期的!アップルウォッチで心臓病予防

目指すは「高齢の方でも管理できる医療DX」 病院での検査データにアプリが計測するヘルスケアデータを統合

アップルウォッチなどの身につける端末は、若者だけでなく高齢者こそ効用が大
アップルウォッチなどの身につける端末は、若者だけでなく高齢者こそ効用が大

 どんなに医学が進んでも生活習慣病や肥満を伴うメタボリックシンドロームを放置すると、動脈硬化が進み心筋梗塞などの発症リスクが上がることは周知のこと。そこで、今回は未来のセルフケアについて考えたい。

 「血圧、体重、血糖値などは自分で計測しないとデータになりません。しかし、アップルウォッチのようなウェアラブルデバイス(身に着ける端末)は、身に着けている間中、無意識のうちにさまざまなヘルスケアデータを収集し続けてくれます。こうしたデータを健康管理に活かすことが大事だと思っています」

 こう話すのは、慶應義塾大学病院循環器内科の木村雄弘専任講師。独自のアプリを開発して臨床研究を行うなど、医療とICT(情報通信技術)の連携による効率的な医療体制の構築に注力している。

 スマートフォンのiPhoneは、アップルウォッチが計測するデータに加え、いろいろなヘルスケアデータをヘルスケアアプリに統合して保存しており、海外では電子カルテの仕組みにつながることも可能だという。こうした膨大な健康情報をどう活かすか。木村医師が長年研究しているテーマでもある。

 「個人の医療データやヘルスケアデータでのトレンドや変化量を評価することで、その人にとって最適な行動変容に結びつける研究を行っています。わかりやすい指標にして提供する仕組みを実現したいと思っています」

 未来のセルフケアはこうだ。ウェアラブルデバイスが計測するヘルスケアデータをかかりつけ医と共有し、病気のリスク評価を行う。それに基づき食生活が見直され、自分の身体状態を把握しながら予防医療を行う。アップルウォッチで「ムーブ」(どの程度動いているか)、「エクササイズ」(運動しているか)、「スタンド」(立っているか)の目標値を設定できるのと同じ様に、それ以外の目標値も個人のヘルスケアデータを基に設定される。

 加えて、ある日、病院受診が必要な通知が来たときには、かかりつけ医にも通知されているため、迅速に専門的な検査を受けられる。治療が必要と判断された場合は、定期的な診察や遠隔診療がセッティングされる仕組みだ。治療が終われば再びウェララブルデバイスに戻り、その後の経過が見守られ続ける。

 「病院での検査データと、家庭で測定する血圧や心電図のデータ、さらに、無意識のうちに収集されるヘルスケアデータが統合され、病院だけではなく、家庭生活を見守るセルフマネジメント法を構築したい。ご高齢の方や、機械は苦手という方でも、誰もが簡単に自己健康管理できるような、持続可能な医療デジタルトランスフォーメーション(DX)を目指したいと思います」<page/>

 受診控えが問題になっているコロナ禍でも、こうした家庭の健康管理が大いに役立つ。木村医師らの研究が未来の医療を変えることを期待したい。 (安達純子)=おわり

 ■木村雄弘(きむら・たけひろ) 慶應義塾大学医学部内科学教室循環器内科専任講師。2003年同大医学部卒。iPhoneをIoT(モノのインターネット)デバイスとした臨床研究の情報収集を実施し、ヘルスケアデータの遠隔医療活用を試みるなど、医療とICTの連携を駆使した研究開発活動を行う。アップルウォッチの心電図と心拍数のアプリが、厚労省で医療機器として承認されたことを受け、今年2月、その機能を効果的に早期発見に役立てるための新たな臨床研究を開始した。診療では不整脈専門医として、心房細動の根治治療であるカテーテルアブレーションやペースメーカーなどの植込み手術とその遠隔管理などを専門とする。

zakzak

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