過去には建物全焼も「電池発火」にご注意! 「角型」と「ボタン型」など種類の異なる電池は離して保管 - イザ!

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過去には建物全焼も「電池発火」にご注意! 「角型」と「ボタン型」など種類の異なる電池は離して保管

 災害時の停電や残量不足に備えて、乾電池を家庭で保管している人も多いだろう。しかし、保管の仕方など一定の条件が重なってしまえば、発火し大事故へとつながる恐れがあるという。発火条件や正しい保管法について専門家に聞いた。

 昨年8月26日、福岡市城南区にあるマジシャン、菊地一さん(53)の2階建ての住宅兼事務所で火災が発生し、全焼した。当時自宅にいた菊地さんの息子ら3人にけがはなかった。

 菊地さんは、1階事務所内でマジックに使用する商品と電池をコンテナボックスで保管し、1年以上放置していた。市消防局からは、黒く燃え固まった角型電池やボタン電池、乾電池などを見せられ、それが出火元であると説明を受けた。市消防局の報告書には、角型電池とボタン電池などが接触してショートし、周囲に火が付いたと記載があったという。

 菊地さんは「黒い塊を見せられても何だか分からず、電池を保管していたことは記憶にも留めていなかった。まさかという思い」と話す。

 菊地さんの息子の証言によると、雷のような大きな音がした後に、煙が発生したという。

 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)製品安全センターの佐藤秀幸氏は「リチウム系のボタン電池は可燃性のある有機溶媒が含まれる。同方向にプラス・マイナス極がある角型アルカリ電池の多くは9ボルトで、一方のボタン電池は3ボルト程度。電位差があるため、条件が重なれば、まれに発火する可能性がある」と指摘する。

 NITEでは角型電池とボタン電池による発火の様子をホームページで公開している。動画では角型電池の端子部分とボタン電池を重ね合わせ、大きな音とともに電池が飛び跳ね、数十センチの赤い火が上がっている。

 事故を未然に防ぐための保管方法について、佐藤氏は「基本的には種類が異なる電池は離して保管したい。乾電池や角型電池はそれぞれ端子にテープを貼り、ボタン電池は小さな袋に入れることで絶縁できる」と話す。

 発火しやすいものを周囲に置かないことはもちろん、長期間放置せず、買い替えることを勧める。

 早速、家に帰って保管方法を確認したいところだ。

zakzak

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