中国は「巨大な脅威」「安全保障への体制上の挑戦」 NATOが非難、軍事的覇権拡大阻止へ 島田洋一教授「今後は行動での締め付けが課題」 - イザ!

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中国は「巨大な脅威」「安全保障への体制上の挑戦」 NATOが非難、軍事的覇権拡大阻止へ 島田洋一教授「今後は行動での締め付けが課題」

体制上の挑戦(安全保障上のリスク)-。米欧の軍事同盟、北大西洋条約機構(NATO)は14日、ブリュッセルの本部で首脳会議を開き、軍事的覇権拡大を続ける中国をこう位置付け、強く非難した。NATOは1949年、ソ連(現ロシア)を中心とする共産圏(東側諸国)に対抗する、西側陣営の多国間軍事同盟として設立されたが、「世界の脅威」は確実に、習近平国家主席率いる中国へとシフトしているようだ。

共同声明では、「中国の野心と自己主張の強い行動は、ルールに基づく国際秩序と同盟の安全保障への体制上の挑戦」と明記された。初参加のジョー・バイデン米大統領は、集団防衛を定めたNATO条約第5条について、「神聖な義務」と強調した。首脳声明で中国を正式に批判するのは初めてという。

今回の首脳会議では、ロシアだけでなく、中国を「巨大な脅威」と位置付けた政策文書「NATO2030」を承認した。今後10年間の行動指針となる新たな「戦略概念」の改定に乗り出し、中国対策を初めて盛り込む。

NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は、バルト海からアフリカに至る地域で、中国が軍事的な存在感を拡大させているとの認識を示すともに、「中国はわれわれに迫っている」「われわれは同盟として、こうした事態にともに対応しなくてはならない」などと述べたという。ロイター通信が報じた。

先進7カ国(G7)首脳会議に続き、NATO首脳会議も中国を強く意識する共同声明を発表した。この意義をどう分析するか。

福井県立大学の島田洋一教授は「NATOが結束して中国を非難したことは評価できる。それだけ、中国の脅威が迫っているということだ。東・南シナ海は、NATOには主権範囲外だが、ヨーロッパからアジアを結ぶ北極海航路に中国が進出していることから、防衛上、対中包囲網を敷く必要は十分にある。ただ、米半導体装置企業が中国向け輸出を増加させるなど、綻(ほころ)びも見える。今後は言葉だけでなく、どれだけ行動で中国を締め付けることができるかが課題になる」と指摘した。

zakzak

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