交流戦優勝のオリックスが燃える 57年ぶり日本シリーズ“関西対決”で阪神への下克上 実現なら64年の東京五輪イヤー以来 - イザ!

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交流戦優勝のオリックスが燃える 57年ぶり日本シリーズ“関西対決”で阪神への下克上 実現なら64年の東京五輪イヤー以来

T-岡田(左から2人目)のサヨナラ打にオリックスナインはお祭り騒ぎだ
T-岡田(左から2人目)のサヨナラ打にオリックスナインはお祭り騒ぎだ

 2010年以来、11年ぶりの交流戦優勝を果たしたオリックスが、交流戦最終戦となる13日の広島戦(京セラドーム)にサヨナラ勝ちし、4年ぶりの6連勝でフィニッシュ(引き分け1を挟む)。1996年以来、25年も遠ざかっているリーグ優勝を目指すが、その先にあるのは同じ関西に本拠を置くライバル、阪神への“下克上”だ。前回1964年の東京五輪イヤー以来、57年ぶりの日本シリーズでの関西対決を実現させ、コロナ禍で蚊帳の外に置かれた恨みを晴らす。 (山戸英州)

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 1試合を残し12日に交流戦Vを決めたオリックスの勢いは止まらない。

 この日は同点の9回に3点差を追いつかれながら、その裏の二死満塁で、T-岡田が開幕から22試合無失点を続ける広島のルーキーストッパー・栗林から右前へサヨナラ打を放ち、見事にスイープした。

 交流戦前は借金「4」のリーグ5位で首位まで5・5ゲーム差だったが、ソフトバンクとのゲーム差なしの同3位に浮上。貯金も「3」となり首位楽天まで2ゲームと射程圏内に入った。

 チーム関係者は「去年までの打線は主軸を任せられるのは吉田正だけで、後はやってみないと分からない。今年は主砲の杉本をはじめ宗、紅林など若い芽が出てきた。センターラインも固まりつつあるのは大きい」と好調の秘訣を分析。投手は山本由伸、山岡の両輪に加え高卒2年目の宮城がリーグ2位タイの6勝と3本柱が揃い、これなら大きな連敗はない。

 5月にはコロナ禍での既婚3選手の「ホテル合コン」が週刊誌を騒がせたが「チームが勝てばゴシップも吹き飛びますよ。関わった選手は正念場だったから今回の結果に胸をなでおろしているはず」。

 オリックスの関係者は隣の兵庫県西宮市を本拠に置くセ・リーグ首位の阪神と何かと比較されることに頭を悩ませていた。

 「集客力もさることながら、今やテレビの地上波中継もNHKを除いて深夜ばかり。コアなファンのみが応援してくれている印象がどうもぬぐえなかった」と注目度の差は開く一方。13日に発売された関西のスポーツ紙1面も「佐藤輝、マー君粉砕弾」ばかりで、オリックスの交流戦Vが1面で報じられることはなかった。

 今春、政府の緊急事態宣言に伴う無観客試合をめぐっても、他の11球団は観客を入れることが認められる中、京セラドームだけが大阪府・吉村知事の強い要請で無観客に。あまりの地味さから、これが問題になることはなく、他球団も本腰を入れて救済しないなど、どこか蚊帳の外で、割を食うことも多かった。

 交流戦の優勝賞金3000万円については「まだ、配分など聞かされていない」という。無観客が11試合もあったのだから、収益が大幅に減った球団にとっては焼け石に水だろうが、それでも今のオリックスには、優勝して賞金を得たという事実は大きい。

 球団関係者は「選手内では『阪神ほど注目されないから伸び伸び野球もやれるし、外出しても指を差されないからいい』という者もいたが『それでもプロなのか』と問いたい思いは正直あった」と明かす。

 そんな地味なチームが人気チームを見返す、またとないチャンスが到来しそうだ。

 くしくも前回東京五輪の1964年は南海と阪神が日本シリーズで対決。過去71回で、関西の球団同士の対戦は、その1度だけだ。

 前出の関係者は「話題は全部、五輪に持っていかれるだろうけど、うちがやり返すなら関西シリーズの舞台しかない」と語気を強める。

 パ・リーグ上位3チームの中で最も優勝争いの経験が乏しいのはオリックスだ。球団OBは「今まではBクラス用の戦いをされていたけど、リーグ戦再開後はエース級をぶつけられるなど苦戦を強いられると思う」と危惧する。しかし、2016年に新語・流行語大賞にも選ばれた「神ってる」の追い風に乗って、25年ぶりに優勝した広島も、交流戦6連勝フィニッシュで勢いづき、そのままゴールまで突っ走ったのは記憶に新しい。

 昨季まで6年連続Bクラスに沈んでいただけに、「新しい戦力が多い中で、1つでも優勝という形にできたのは大きな自信になる」と交流戦は貴重な経験となった。

 関西は16年ぶりの優勝を目指す虎フィーバー一色だが、オリックスナインは頂上決戦の舞台で阪神への“下克上”に燃えている。

zakzak


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