フードデリバリーの「ゴーストレストラン」の正体 25店もの専門店が同居する店舗も - イザ!

メインコンテンツ

フードデリバリーの「ゴーストレストラン」の正体 25店もの専門店が同居する店舗も

 コロナ禍で特需が発生しているフードデリバリーで、「ゴーストレストラン」と呼ばれる業態が増えている。複数の「専門店」を名乗るが、実際には同じ調理場で料理を作ることが多く、25店もの専門店が同居する店舗もあるという。どのように運営されているのか、内幕に迫った。

 カツ丼、カツカレー、スタミナ丼…。東京都内のある居酒屋の店先に、6店の専門店名が並ぶ張り紙があった。配達員に向けた案内で、同一店舗で商品を受け渡しているという。

 都内の別の居酒屋では、海鮮丼や唐揚げ、牛タン、生クレープから一人鍋まで25種の専門店が、同じ店舗で商品を受け渡しているとしてネット上で話題になった。

 記者も実際にゴーストレストランの一つで、カツ丼を注文してみた。だしが売りだといい、確かにしっかりと風味を感じられる。カツも衣がサクサクとして肉厚だった。専門店の味といえるかは好みによって左右されると感じた。

 江東区内でトンカツ専門店を営む男性は「専門店には一定の基準があるわけではなく、居酒屋で作っていても専門店と自称できるし、専門店と遜色ない自慢のメニューもあるだろう。ただ、アプリ上ではゴーストレストランも既存店も一見では区別できない。味が悪ければ専門店というブランドに傷がつくことは分かってほしい」と語る。<page/>

 「カプリチョーザ」や「ハードロックカフェ」など飲食チェーンを運営するWDIは、昨年6月にゴーストレストラン「WE COOK」を開業した。東京と大阪に計3店の拠点を持ち、火鍋やウナギ料理、タコライスなどが1つのキッチンで調理されている。メニューは専門のシェフが開発に携わり、調理もWDIが運営する既存店に所属するシェフが担当しているという。

 WDI営業本部の担当者によると、「コロナ禍でデリバリー需要は高まったが、新規店舗の立ち上げと同じくブランドが浸透するまで時間がかかるため、会社の屋台骨となる売り上げに届いているとはいえない」のが現状だという。

 港区六本木の拠点では、1つの調理場で注文がさばかれている。「客が来店する店舗と違い、従業員の制服など衛生管理の基準以上にこだわる必要がなくコストを抑えられる。一方、配達員の来店しやすさを重視して店舗の外装などをデザインしている」と前出の担当者は明かす。

 ワクチン接種が本格化し、飲食店も営業再開に向けた光明が差しつつあるが、WDIはコロナ後もゴーストレストランを継続する方針だという。

 前出の担当者は「デリバリー事業には今後も一定の需要が残っていくと考えている。品質にこだわっているからこそ勝ち残っていける」と語る。

 生存競争も厳しくなりそうだ。

zakzak

  1. 中村玉緒の息子・鴈龍さん、孤独死していた…55歳
  2. 内田理央のおっぱい写真にファン大興奮「一瞬ビビった」「萌え死んだ」
  3. 【衝撃事件の核心】飛び降りの巻き添えになった女子大生と遺族の理不尽の代償
  4. 高市氏の記者会見場で報道関係者怒鳴り声
  5. コロナ、経済対策、外交…新総裁適任は? 識者に聞く