接種先進国の英国で感染再増加のナゼ ロックダウン緩和策がリバウンドを招いたか 専門家「感染対策なければ効果低下」 - イザ!

メインコンテンツ

接種先進国の英国で感染再増加のナゼ ロックダウン緩和策がリバウンドを招いたか 専門家「感染対策なければ効果低下」

 新型コロナウイルスをめぐっては、緊急事態宣言後のリバウンドが懸念されている。国を挙げてワクチン接種を急いでいるが、気になるのが接種先進国の英国で再び感染者数が増加傾向となっていることだ。欧米製のワクチンは高い効果が実証されているはずだが、何が起きているのか。

 日本の10日時点の総接種回数は約2140万回。高齢者の1回接種率は約29%まで上昇したが、2回接種率は約4%で、まだこれからという段階だ。

 11日時点でワクチンの接種を完了した人が約42%にのぼる英国では、年初には1日の感染者が6万人台、死者が1800人を超えたこともあったが、感染状況が急速に改善、今月初めに死者ゼロを達成した。

 感染者数も2000人近辺で推移していたが、5月末ごろから上昇に転じ、今月10日には7000人台まで増えた。

 英国では自国のアストラゼネカ製ワクチンのほか、米ファイザー製とモデルナ製を使用しており、いずれも高い効果があるはずだが、なぜ感染が増えたのか。

 東北大災害科学国際研究所の児玉栄一教授(災害感染症学)は「90%以上といわれるワクチンの効果は感染対策をした場合のもので、全く感染対策をしなければ60%程度の効果しかないともいわれる。1回接種の場合、対策が緩めば効果は50%を下回る可能性もある」と解説する。

 英政府はワクチン接種が進んだことを受けてロックダウン(都市封鎖)を段階的に緩和し、4月には約4カ月ぶりに小売店や飲食店など一般店舗の屋外での営業を開始した。こうした緩和策がリバウンドを招いた可能性があるようだ。ただ、感染者数が増えても1日の死者数は20人以下で、ワクチンが効果を発揮している様子もうかがえる。

 児玉氏は「接種後もどれだけマスク着用などの感染対策をするかが重要だ。諸外国をみても、接種率が60%程度になれば抑えが効く可能性があるが現時点で対策を緩和すればリバウンドがあるかもしれない」と指摘した。

 日本も当面は感染防止策の継続が必要だ。

zakzak

  1. 市から突然1300万円請求…なぜ? 年金生活の80代女性に 専門家「今後数年で同様の高額請求を受ける人は増える」
  2. 高市氏の記者会見場で報道関係者怒鳴り声
  3. たばこ値上げ、約61%が「禁煙しない」 決意する価格は?
  4. コロナ収束後、「ないままでいい」飲み会 3位「新年会」、2位「会社の定期飲み会」、1位は?
  5. 中村玉緒の息子・鴈龍さん、孤独死していた…55歳