ドラフト評価から大変動、高卒2年目3投手 頭脳的投球覚えたロッテ・佐々木、まだまだ“未完“のヤクルト・奥川、“大化け”すでに6勝のオリ・宮城 - イザ!

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ドラフト評価から大変動、高卒2年目3投手 頭脳的投球覚えたロッテ・佐々木、まだまだ“未完“のヤクルト・奥川、“大化け”すでに6勝のオリ・宮城

 ロッテ・佐々木朗希投手(19)が10日のヤクルト戦(ZOZOマリン)でプロ3度目の先発。プロ最速となる155キロをマークするなど6回93球を投げ4安打、1失点の好投も勝敗はつかなかった。この3日間で、同じ高卒ドラフト1位入団2年目のヤクルト・奥川恭伸投手(20)、オリックス・宮城大弥投手(19)が連日登板。同期3投手の評価は、プロの世界にもまれた短期間で激しく変動している。(塚沢健太郎)

 岩手・大船渡高時代の最速163キロには遠く及ばなくても、安定した投球を見せつけた。村上に151キロを右中間最深部まで運ばれ、1軍戦初被弾の洗礼を浴びたものの失点はこの場面だけ。「この1点で粘れたらなと思った。試合をつくることを優先して投げた」と最少失点でしのいだ。

 捕手のサインに何度も首を振り、「相手が直球を待っている中で、変化球をいいところに投げられた」と頭脳的な投球術も披露。打線の援護に恵まれず勝利こそつかなかったが、プロ入り後一番の内容だった。

 ヤクルト・高津監督は「すごく球に力があるし、そんなに(制球が)荒れることがないので、結構まとまった投手だなと思いました」と評価。イースタン・リーグでも対戦経験があり、球筋などはわかっていた。「対策はしっかり練って打席には立ったんですけどね」。得点圏まで走者が進んでも打ちあぐね、攻略には至らなかった。

 2019年ドラフトでは4球団が佐々木朗を指名するなか、ヤクルトは石川・星稜高で甲子園準優勝投手となった奥川を指名。3球団競合の末に交渉権を獲得した。奥川もこのカードの初戦に先発したが、5回を投げ自己ワーストの6失点で2敗目(2勝)を喫した。佐々木朗より一足早く昨季の最終戦で1軍デビューも、今季は7試合に先発して防御率5・45だ。

 ドラフト前の評価は「原石」の佐々木朗に対し、「完成度」の奥川。

 佐々木朗を1位指名した日本ハムは「ウチにいた大谷(現エンゼルス)と同じで体の成長がまだ止まっていない。大谷はプロに入ってからも骨が成長していたので、1年目から中6日のローテーションで回すことは避けていた。佐々木も同様だろう」とみていた。実際には中6日どころか、2軍でも実戦登板さえできなかった。

 奥川はセ・リーグ球団スカウトに「魅力は完成度の高さ。プロに入って、来年の早い時期に1軍で投げる姿がイメージできる。マー君(楽天・田中将)の1年目みたいな感じで成長していけるんじゃないかな」と評価されていた。実際には田中の1年目の28試合11勝7敗、防御率3・82には遠く及ばず。入団後の度重なる右肘の故障から、ブルペンで投げ込ませないなどヤクルトの育成方針は慎重になり、伸び悩みの感は否めない。

 まだ入団時に期待されたほどの活躍はできていない両右腕を尻目に、世代ナンバーワンに躍り出たのが、外れの外れでオリックスに1位指名された宮城だ。今季6勝、防御率2・31はいずれもリーグ2位。多くの評論家から「東京五輪の代表に入れるべき」という声が続出するほどだ。<page/>

 ある在京球団の九州、沖縄担当スカウトは「制球はよかったけど、変化球がダメだった。評価は高かったが、上背はないし、1位で消えることはないと思っていた。2位で取れるチャンスがあったので、名前が出たときは『いかれた』と思いました」と2年前のドラフトを回顧。想像を上回る急成長を遂げた理由を、「プロに入ってチェンジアップがよくなって、右打者のひざ元にスライダーを投げられるようになった」と分析する。

 この日の佐々木朗は好投も1点リードされた6回、100球前にマウンドを降りた。球数制限をかけられ、1度投げると登録を抹消して次戦まで10日以上の間隔を明けるなど、奥川ともども“お客さん扱い”からまだ抜けきれない。

 1年目にプロ初勝利も挙げた宮城は、今季開幕からローテーションでしっかり回り、計算できる戦力としてチームに貢献できている。オールスター(7月16日=メットライフ、17日=楽天生命)ファン投票でも、メジャー帰りの楽天・田中を抑えて堂々の1位。フレッシュオールスターの候補に入っている佐々木朗、奥川より、現時点ではかなり先を走っている。

zakzak


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