【経営者目線】五輪有観客なら飲食店にも同じ理屈を!! 横浜銀行セミナーで語った「譲れない一線」 - イザ!

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経営者目線

五輪有観客なら飲食店にも同じ理屈を!! 横浜銀行セミナーで語った「譲れない一線」

日本は新型コロナウイルスのワクチン確保や接種で、世界に大きく遅れた。このことは、検証と改善をすべきだ。私はかつて議員として官僚の仕事をみてきたが「責任を取らされること」を嫌う。安全性や、大量に確保し余剰が出た場合など、「責任を取らされる」理由が先行し、慎重になり、結果として、世界に比べてこれだけ大きく出遅れたのではと推測する。

国産ワクチンの開発にも問題がある。政府が決めたワクチン開発の生産支援の予算は当初、100億円規模だった。一方で、米国はケタが違った。昨年5月に打ち出した開発計画の予算は1兆円規模で、欧州も同程度を確保した。

現在の日本の経済損失から考えれば、国産ワクチンへの投資は十分なリターンがあった。政治家が海外に劣らない開発費を提示すれば、官僚を動かすシグナルにもなったが、政治家が慎重なら、官僚も慎重にならざるをえない。

ミスさえしなければ出世や昇給ができる官僚の人事制度にも問題がある。失敗しても咎められない風土があればチャレンジできたと思う。若い官僚と話すと「この国のために」と熱く語る。そうした本来の目的が、年次を重ねると、失敗し自分の出世に影響が出るのは困ると「事なかれ主義」へ変わってしまう。そうした制度は危機対応にもろく、政治主導で改革すべきだ。

東京五輪も本来の目的は、スポーツを通じての「平和の祭典」だ。先日、テレビ東京の経済ニュースで五輪開催について質問され「反対」と強くコメントした。しかし編集でカットされたが、「菅義偉首相がそれでも開催するというなら、それなりの理由や事情があると思う」。そうコメントした。

私は、首相は国民を幸せにするという本来の目的は見失ってはいないと信じる。朝日新聞などが社説で開催反対を意見しているが、そうした意見は十分理解しているはずだ、それ以上の「策」か「事情」があると見る。

ここに来て、五輪会場にPCR検査の陰性証明を持参したら、有観客でも開催可能という案が浮上してきた。五輪会場だけでなく、飲食店でも採用すべき案だ。安心安全の理屈は一緒だ。陰性証明で飲食可能とするべきだ。

先ごろ、横浜銀行主催のオンラインセミナーで、M&Aについて講演した。ワタミも介護、宅食とM&Aで事業を拡大してきた。頭取から「M&Aの際に譲れない一線はあるか」と質問された。「働く人の気持ち、社員が同意するかどうかだ」と答えた。ワタミは敵対的買収はしない。事業を通じて「ありがとうを集める」という、本来の目的が明確であるからだ。官僚や政治家にも、「本来の目的は」と質問するのが、いちばん明解だ。 (ワタミ代表取締役会長 兼グループCEO・渡邉美樹)

zakzak

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