【ダッグアウトの裏側】コロナ禍余波、連携雑に…パ軍の低迷象徴する前代未聞の珍プレー - イザ!

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ダッグアウトの裏側

コロナ禍余波、連携雑に…パ軍の低迷象徴する前代未聞の珍プレー

パイレーツは前代未聞の「一本間」挟殺プレーから三走の生還を許した(AP)
パイレーツは前代未聞の「一本間」挟殺プレーから三走の生還を許した(AP)

 長く取材しているが、こんな珍プレーは初めて見た。当人であるパイレーツの新人、ウィル・クレイグ一塁手(26)でさえ、こう認めている。

 「珍プレー集に一生残ると思う」

 前代未聞のプレーは5月27日(日本時間28日)のカブス戦(ピッツバーグ)。3回2死二塁で、カ軍のハビエル・バエス内野手(28)が三ゴロ。三塁手からの送球が本塁寄りにそれたので、捕球したクレイグは走ってくるバエスにタッチを試みた。

 ところがバエスは急停止して本塁方向へ逆走。クレイグも下がって一塁ベースを踏めば3アウトだったが、ボールを持ったまま追いかけたのが悲劇の始まりだった。この隙を突いて二走のウィルソン・コントレラス捕手(29)が一気に本塁へ。慌てたクレイグの捕手への送球がそれ、“生還”を許してしまった。

 ルール上、打者走者には一塁への進塁義務がある。たとえコントレラスに本塁を陥れられた後でも、バエスさえ一塁でアウトにすれば得点は認められなかった。だが、二塁手が一塁ベースのカバーに入るのが遅れたうえに捕手が悪送球。逆走からタッチをかいくぐって再び一塁へ走ったバエスは二塁に達した。2-0となったカ軍ベンチはお祭り騒ぎとなった。

 「一瞬、混乱してしまった。送球した直後に“何をしているんだ”と思ったよ。ずっとあの映像が流されているから、見ないようにするのが大変だった」とクレイグ。一方、「一生に一度の走塁」などと報じられたバエスは「とっさによく反応できたし、タッチもうまくよけられた」と高笑いだった。

 クレイグの単なるポカという見方もあるが、果たしてそうか。昨季のマイナーリーグはすべて中止。コロナ禍の中、春季キャンプでも全体練習に割く時間が減ったことで、リーグ全体で連携プレーが雑になっている。今回もクレイグに対して他の選手が声を掛ければ防げるミスだった。

 パ軍はナ・リーグ中地区最下位。低迷を象徴する珍プレーだった。(サンケイスポーツ編集局次長・田代学)

zakzak

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