G7サミット開幕へ サイバーで対中露の具体策焦点 - イザ!

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G7サミット開幕へ サイバーで対中露の具体策焦点

産経ニュース
9日、英南西部コーンウォールに専用機で到着したバイデン米大統領(右)とジル夫人(ロイター)
9日、英南西部コーンウォールに専用機で到着したバイデン米大統領(右)とジル夫人(ロイター)

【コーンウォール(英南西部)=板東和正】先進7カ国首脳会議(G7サミット)が11日、英南西部のコーンウォールで開幕する。対面形式による3日間の日程では、サイバー攻撃に対する行動計画の策定や、研究データの流出防止に向けた共通方策について協議される見通し。民主主義陣営としての結束を示し、中国やロシアの攻撃的行動に対抗する具体策を打ち出せるかが焦点だ。

昨年のサミットは新型コロナウイルスの感染拡大により見送られ、今回のサミットは2019年8月の仏ビアリッツでの会議以来、約2年ぶり。菅義偉(すが・よしひで)首相やバイデン米大統領が初めて参加し、今年秋で政界を引退するドイツのメルケル首相は最後の出席となる。

今回のサミットは、トランプ前米政権時代に亀裂を露呈したG7が再び協調できるかを問うものとなる。

中国やロシアを拠点にするとみられるハッカー集団が、盗んだ機密データと引き換えに金銭を要求するサイバー攻撃を活発化させているのを受け、サミットでは攻撃に共同で対処する行動計画の策定を目指す。首脳らは、軍事転用が可能な人工知能(AI)や量子コンピューターといった先端技術が中国などに流出するのを防ぐ方策も議論する。

中国をめぐっては、新疆(しんきょう)ウイグル自治区での人権侵害や香港での民主派排除が討議される。中国が台湾への軍事的圧力を強めているのを踏まえ、サミットでは「台湾海峡の平和と安定の重要性」を首脳宣言に盛り込むことも検討する。

ただ、対中政策では、中国との経済関係を重視するドイツやイタリアが、中国に対して毅然(きぜん)とした姿勢を打ち出すバイデン米政権と足並みをそろえられない可能性も指摘される。

バイデン氏は9日、専用機で到着した英南東部ミルデンホール空軍基地で米軍関係者を前に演説し、「民主主義国が一緒になって最も困難な課題に取り組むことを明確にする」と強調した。

議長国の英国は今回、G7の枠を超えた民主主義諸国の協力を強化するため、オーストラリア、インド、韓国、南アフリカの首脳をゲスト国としてサミットに招いた。インドは国内での新型コロナ感染拡大を受け、オンラインで参加する。インドや南アフリカの首脳はサミットで、新型コロナワクチンの公平な供給に向けて特許の一時放棄を主張する見通しだ。

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