「はらぺこあおむし」の偕成社が毎日新聞の風刺漫画を批判「強い違和感、本当に残念」 ネット民から怒りの声殺到(1/2ページ) - イザ!

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「はらぺこあおむし」の偕成社が毎日新聞の風刺漫画を批判「強い違和感、本当に残念」 ネット民から怒りの声殺到

人気絵本の「はらぺこあおむし」(英語版)
人気絵本の「はらぺこあおむし」(英語版)

5月23日に亡くなった米国の絵本作家、エリック・カールさんの人気絵本「はらぺこあおむし」のキャラクターを擬した風刺漫画を今月5日に掲載した毎日新聞社に対し、日本語版「はらぺこあおむし」の出版元である偕成社は7日、「風刺漫画のあり方について」と題した抗議の文章を公式サイトに掲出。9日までにネットで話題となり、SNSでは「お怒りごもっとも。 あれは中傷画」「こんなのに使われちゃって悲しい」などの意見が殺到する事態となっている。

毎日新聞は5日付朝刊の風刺漫画コーナー「経世済民術(けいせいさいみんじゅつ)」で、「エリック・カールさんを偲んで… はらぺこIOC(あいおーしー) 食べまくる物語」と題したイラストを掲載。国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長ら関係者を“あおむし“に見立てて、「放映権」の文字が書かれたリンゴの実ならぬ「ゴリンの実」にあり付く姿を描いている。また、その隣では、菅義偉首相を擬したと思われる日本人男性が「犠牲が必要?!」とつぶやきながら、“ゴリンの木”に水をやる様子も描出されている。

この風刺漫画が不適切だとして、偕成社は今村正樹社長の名前で抗議文を掲載。当該イラストについて「風刺の意図は明らかで、その意見については表現の自由の点から異議を申し立てる筋合いではありませんが、多くの子どもたちに愛されている絵本『はらぺこあおむし』の出版元として強い違和感を感じざるを得ませんでした」などと強く批判している。

世界中で愛されている「はらぺこあおむし」は、おなかをすかせた1匹のあおむしが美味しい食べ物を食べながら大きく成長し、やがて綺麗な蝶になる様子を描いた物語。同社長は「『はらぺこあおむし』の楽しさは、あおむしのどこまでも健康的な食欲と、それに共感する子どもたち自身の『食べたい、成長したい』という欲求にあると思っています。金銭的な利権への欲望を風刺するにはまったく不適当と言わざるを得ません」とし、「作者は多分ニュースでカールさん逝去の報を知り、『偲ぶ』という言い方をしていますが、おそらく絵本そのものを読んでいないのでしょう。もし読んだうえでこの風刺をあえて描こうとしたのだとしたら、満腹の末に美しい蝶に変身する結末をどのように考えられたのでしょうか」と指摘。最後に「風刺は引用する作品全体の意味を理解したうえでこそ力をもつのだと思います。今回の風刺漫画は作者と紙面に載せた編集者双方の不勉強、センスの無さを露呈したものでした。繰り返しますが、出版に携わるものとして、表現の自由、風刺画の重要さを信じるがゆえにこうしたお粗末さを本当に残念に思います。日本を代表する新聞の一つとしての猛省を求めたいと思います」と結んでいる。

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