コロナ禍で京都の宿泊料金に異変 高級ホテルが1人1泊1100円相当も ワクチン接種を済ませたらチャンス - イザ!

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コロナ禍で京都の宿泊料金に異変 高級ホテルが1人1泊1100円相当も ワクチン接種を済ませたらチャンス

 世界的な観光都市、京都の宿泊施設に異変が起きている。有名観光地や繁華街近くでも数千円で泊まれるホテルが相次ぎ、一部では「1泊1100円」という価格破壊に等しい料金設定もある。コロナ禍で苦境のホテル業界だが、利用者にとってはお得に宿泊するチャンスでもある。

 驚くべき価格の宿泊プランを用意しているのは、ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツが展開し、6日に開業する「ザロイヤルパークキャンバス京都二条」(京都市中京区)だ。世界遺産の二条城に近く、駅前で交通の便も良い。共有ラウンジの使用も可能だ。同ホテルでは30泊6万6000円の長期滞在プランを販売。1泊2200円、2人で利用すれば1人1100円となる。

 インバウンド(外国人観光客)の減少を受けて国内需要に絞り、中でも20~30歳代のミレニアル世代を中心にしたテレワーク利用をターゲットにしているという。価格は変動予定だが、開業時の限定ではないという。

 長期滞在でなくとも、リーズナブルな料金で宿泊することは可能のようだ。夕刊フジの調べでは、世界遺産の清水寺(同市東山区)からほど近いオシャレなゲストハウスが平日料金ではあるものの、予約サイトの利用で1泊1000円以下で宿泊できる。京都駅前の有名ホテルも通常価格約3万円(2人で1室)のところ、1人当たり6000円台という価格設定もあった。

 淑徳大観光経営学科の千葉千枝子教授は「客室稼働率が信じられないほど低く、人件費もかかる中、宿泊料金が値崩れしている」と解説する。東京五輪や外国人観光客4000万人時代を当て込んで開業した宿泊施設も多いといい、「今なら安くて新しい施設に宿泊できるかもしれない。クーポン付きの旅行サイトもあり、複数を比較するとお得に宿泊できる」と千葉氏。ワクチン接種を済ませた人から京都旅行のチャンスかもしれない。

 京都市観光協会のデータでは、4月時点の日本人の延べ宿泊数は前年同月比38・4%減で、コロナ前を下回る状況だ。外国人の延べ宿泊数は同99・8%とほぼゼロの状況が1年以上続いている。販売可能な客室1室当たりの売り上げを示す客室収益指数は2584円にとどまっている。

 前出の千葉氏は「京都は観光資源も多く回復力があるが、五輪後に訪れるとされていた観光不況が来る可能性もあり、先行きは不透明だといえる」と指摘した。

zakzak

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