【ABS流 令和NEWバブルのすすめ】今こそワクワクする「大人のバイブル書」が求められている! メディアは情報拡散する“アンプ機能”重要に - イザ!

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ABS流 令和NEWバブルのすすめ

今こそワクワクする「大人のバイブル書」が求められている! メディアは情報拡散する“アンプ機能”重要に

再びBRIOのような「大人のバイブル書」が必要な時代が到来している
再びBRIOのような「大人のバイブル書」が必要な時代が到来している

私(鈴木)が提言した「ABS世代」は、「JJガールと、POPEYE少年のその後」の世代です。実際、ABS世代は若い頃に雑誌に大きな影響を受けています。当コラムと連動して毎月1回、定期的に実施している「Clubhouse(クラブハウス)」トークライブでは、5月15日に「影響を受けたメディア」をテーマに議論しましたが、参加者の大半は雑誌の影響が一番大きいと語っていました。

インターネットがない時代、私も雑誌の記事やその記事に触発された情報を友人らと共有して〝マニュアル〟とし、はやりのファッションに身を固め、ディスコやサーフィンで遊んでいました。

そんなミーハーな私が40代を迎える直前、再び遊ぶきっかけを得たのも、1999年5月に光文社から発売された雑誌「BRIO(ブリオ)」でした。

BRIOは、昔JJを読んでいた30代主婦向け雑誌「VERY」のきょうだい紙。主に40代の東京や大阪など大都市在住の男性が対象で、エグゼクティブのライフスタイル全般を提案する雑誌でした。

誌面構成はJJやVERYと同じく、等身大+アルファレベルの読者モデルを起用。若い頃と今のライフスタイルを対比しながら、「何歳になってもシティボーイであることがカッコいい」と提案し、ディスコブーム復活の火付け役にもなりました。

しかし、そのBRIOも雑誌不況の波を乗り越えることはできず、2009年8月号を最後に休刊しました。

それから10年以上。今は「人生100年時代」と言われ、「生き方改革」が大きなテーマとなっています。本人の気持ち次第で、定年後もマイペースで働きながら人生を楽しめる時代が到来しました。

そんな時代だからこそ、「やりたいこと」や「ワクワクすること」が見つかるような、「大人のバイブル書」が必要ではないかと思います。

ただし、POPEYEやBRIOの頃と異なるのは、雑誌がリードしてムーブメントを起こすのではなく、インターネット、とりわけSNSの影響力が大きくなっていることです。

SNSのユーザーが特定のテーマの鋭った情報をその人の感性で編集して発信。そこから口コミが広がり、コミュニティが形成されます。メディアは、そうしたさまざまな情報を拡散する〝アンプ機能〟が重要になります。

バブル期に青春時代を過ごしたABS世代は感性が豊かで発想力が高く、承認欲求も強いことが調査でもわかっています。つまり、SNSにおけるインフルエンサーが潜在的に多数存在しているのです。

60歳を過ぎて、酸いも甘いもかみ分けた「真の大人」たち自身がコンテンツを発信し、コミュニティを形成する。それをメディアが「バイブル書」として拡散する。そのバイブル書をもとに、企業が本来の意味でのシニアマーケティングを実行する時代が始まると思います。

■ABS世代 昭和30(1955)年から43(68)年生まれの、若者時代にバブルを謳歌した世代。

■鈴木準 1960年生まれ。ジェイ・ビーム代表。INNOVEX LLC.代表。一般社団法人日本元気シニア総研執行役。マーケティングプランナー。USCジェロントロジスト。感性を生かしたマーケティングを得意とする。

zakzak

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