首都圏の通勤ラッシュを新潟から支える JR東の信濃川発電所

産経ニュース

減災機能も

調整池の水を小千谷発電所まで落とす水圧鉄管=新潟県小千谷市(本田賢一撮影)
調整池の水を小千谷発電所まで落とす水圧鉄管=新潟県小千谷市(本田賢一撮影)

水力発電は高い場所にある調整池などから鉄管を使って水を落として、その水圧で水車を回し、その回転力を発電機に伝え発電する。火力発電所と違い、発電時に二酸化炭素(CO2)を排出しないため、地球環境にやさしい発電方式として知られている。

信濃川発電所では信濃川の上流部に設けられたダム(十日町市)から取水し、水路トンネルなどで各発電所の調節池に運んでいる。その際、水資源を有効利用するため、「千手発電所で発電に使った水を小千谷発電所の調整池に運び、二度目の発電を行う二段発電方式を採用している。小千谷発電所で使った水は信濃川に戻している」(弓削氏)そうだ。

また、信濃川発電所は洪水調節機能も担う。十日町市の取水ダム(総貯水容量97万立方メートル)には11門のゲートがあり、洪水時にはゲートを上げ、信濃川上流からの水をそのまま下流に流し、急増水しないようにする。普段は同市と交わした覚書に従い、取水ダムから毎秒40立方メートル以上の水を下流に放流している。

魚にも配慮

水車と発電機をつなぐ中間軸=新潟県小千谷市(本田賢一撮影)

取水ダムには、魚が川を遡上(そじょう)できるよう大型魚用や小型魚用など3種類の魚道が整備されている。「昨年9月中旬から11月ごろにかけて、約千匹のサケが産卵のため魚道を遡上しているのが確認されたほか、アユやハゼ科のトウヨシノボリなども遡上している」(弓削氏)

このほか、地元の漁業協同組合と一緒に平成21年度から、サケの稚魚放流活動も実施。信濃川の貴重な水資源を利用して主に首都圏の電車を動かすための電力をつくる一方、河川環境との調和を図る取り組みにも力を入れている。(本田賢一)

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