今期限りで引退する意向を示していた自民党の八木哲也衆院議員(73)(比例東海)は30日、愛知県豊田市で開かれた党県連支部会合で、一転して次期衆院選に愛知11区から立候補すると表明した。同区の後任候補を選定していたが見つからなかったため。
八木氏は会合後、記者団に「できれば若い人にバトンをつなぎたいという気持ちはある。本当に私で良いのかというジレンマはあるが、前向きに決断した」と説明した。
八木氏は平成24年の衆院選で同区から立候補。民主党(当時)の古本伸一郎氏(56)に敗れ、比例復活で初当選した。26年、29年も古本氏に敗れて比例復活し現在3期目。