東南アジアで変異株流行 マレーシア都市封鎖へ

産経ニュース
27日、マレーシア・クアラルンプール郊外で子どもに新型コロナウイルスの検査をする医療従事者(AP=共同)
27日、マレーシア・クアラルンプール郊外で子どもに新型コロナウイルスの検査をする医療従事者(AP=共同)

【シンガポール=森浩】東南アジアで新型コロナウイルスの感染が拡大している。英国型やインド型といった変異株流行が主な原因とみられ、ベトナムなど感染拡大防止の「優等生」と評価されていた国も相次いで感染増に転じた。全土でのロックダウン(都市封鎖)実施など、各国は対策強化に乗り出した。

「南アジアのように新型コロナに振り回されるのか」。シンガポール紙ストレーツ・タイムズ(電子版)は26日付の記事で、インドを中心とする南アジア各国が急激な感染増加に直面したことを踏まえながら、東南アジアの現状を憂慮した。

東南アジアで拡大が深刻なのがマレーシアだ。4月上旬から感染者が急増し、5月29日発表の1日当たりの新規感染者数は過去最多の9020人。英オックスフォード大などの集計によると、人口100万人あたりの新規感染者(28日までの1週間の平均)は223人と、医療態勢の崩壊が指摘されるインドの149人を上回っている。

政府は6月1日から2週間にわたり、社会・経済活動を大幅に制限するロックダウンに踏み切る。政府は声明で特に変異株の流行に危機感を示し、病院の収容能力も「限界に近づいている」と指摘した。ナジブ元首相ら著名人が、行動制限を守っていないことが続々と発覚し、国民に規制の順守を求めた。

ベトナムでは4月下旬から北部の工業団地でクラスター(感染集団)が発生するなどして、こちらも感染者が急増した。30日までの累計感染者は6908人だが、5月だけで3千人以上が感染した。

感染拡大の原因として、英国型とインド型の流行が指摘されている。ロン保健相は29日、双方の特性を併せ持ち、感染力の強い「複合型」が検出されたことを発表するなど、事態は深刻度を増している。

タイも一時は押さえ込みに成功したとされた。しかし、4月上旬に約3万人だった累計感染者は英国型流行を受け、約15万人に急増した。シンガポールもインド型などの感染が相次ぎ、16日から店内飲食禁止など規制の強化に乗り出した。

各国は拡大防止の切り札としてワクチン普及を進めたい考えだが、供給数に限りがあり、思惑通りには進まない。行動規制は経済への打撃が大きいだけに、各国は難しいかじ取りを迫られている。

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