米議会襲撃の調査委設置、困難に 上院で議事妨害回避できず

産経ニュース
28日、米連邦議会襲撃を調べる委員会設置の法案を廃案にした上院本会議場=ワシントン(上院テレビ提供・ロイター=共同)
28日、米連邦議会襲撃を調べる委員会設置の法案を廃案にした上院本会議場=ワシントン(上院テレビ提供・ロイター=共同)

【ワシントン=大内清】米上院は28日、共和党トランプ前大統領の支持者らによる1月6日の連邦議会議事堂襲撃事件をめぐる独立調査委員会の設置法案の審議入りに関する投票を行った。反対派が法案を廃案に追い込むために長時間の演説を行う「フィリバスター(議事妨害)」の回避に必要な60票を共和党側の反対で確保できず、調査委の設置は困難な状況となった。

共和党側には、来年の中間選挙をにらみ、調査委の設置に反対するトランプ氏やその支持者を怒らせたくないとの配慮があるとみられる。民主党の上院トップ、シューマー院内総務は「共和党はトランプ氏を恐れるあまり、襲撃による恐怖を消し去ろうとしていることを恥じるべきだ」と批判した。

同法案は議会襲撃事件の真相解明に向け、証人喚問などの権限を持つ委員会を設置し、年末までに報告書をまとめるとするもの。下院は19日に252対175の賛成多数で可決していた。

両党の議席が拮抗(きっこう)している上院では、議事妨害によって廃案に追い込まれるのを阻止するには、28日の投票で60票を確保する必要があった。共和党の一部議員が賛成に回ったものの、結果は賛成54、反対35だった。

事件では、暴徒化したトランプ氏支持者らが議事堂を一時占拠し、警官1人を含む5人が死亡、140人以上が負傷した。民主党側は、昨年の大統領選で大規模な不正があったとの虚偽の主張を繰り返していたトランプ氏に責任があると非難している。

これに対し、調査会社ユーガブなどが今月24~26日に行った世論調査によると、トランプ氏の責任の有無について共和党支持者の約半数が「まったく責任はない」と回答。73%は「左派がトランプ氏を悪くみせようとした」ことに責任があると主張した。

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