自民党の世耕弘成参院幹事長は28日の記者会見で、同性愛者など性的少数者(LGBT)への理解増進を図る法案が、同日の自民総務会で3役の預かりとなり、今国会への提出が見送られる見通しとなったことについて「審議日程が厳しいことは全員意識を共有した上で、審議日程など今後の見通しも含めて3役が預かる形になった」と述べた。
また、世耕氏は「見通しは厳しいが、可能性が全くなくなったわけではない」と説明し、参院では以前、会期末前1週間は非定例日にも委員会を開く慣例があったことを紹介。ただ、「衆院選を目前に、非常に国会全体の緊迫感が高まってきている。(与野党で)円満に非定例日開催というのは難しいかもしれない」と語った。