共産党の志位和夫委員長は27日の記者会見で、立憲民主党の枝野幸男代表が新著「枝野ビジョン 支え合う日本」で記した政策や理念を評価した。菅義偉首相が掲げる「自助・共助・公助」に対し、公助重視の「支え合う社会」実現を訴えていることを踏まえ「前向きな一致点がある。弱肉強食、自己責任の結果、社会はもろくなった」と強調した。志位氏は次期衆院選での野党共闘をめぐり、共通政策作成などを枝野氏に提案している。
枝野氏が自任する「保守本流」でも一致できるのかと問われ「私は共産主義者だから、そこは違う。それはお互いに分かっている」と説明した。