ダッグアウトの裏側

世界一どころかワールドシリーズ進出すら…MVPカルテットの不吉なジンクス

MVPを集めたらワールドシリーズ(WS)を制覇できるのか。米大リーグ公式の記録専門会社エライアスによれば、MVP表彰が始まった1931年以降、1球団に最も多く在籍したのは4人。過去3球団あるが、いずれも世界一どころかWS進出さえ逃している。

MVPカルテットが最初に生まれたのは78年のレッズだった。名捕手のベンチ(70、72年受賞=以下同)、通算最多安打記録保持者のローズ(73年)、史上最高の二塁手に挙げられるモーガン(75、76年)、そしてこの年に2年連続の2冠王となるフォスター(77年)。「ビッグレッドマシン」の異名をとり、75、76年にWSを連覇していたが、78年は地区2位に終わった。

最もWSに近づいたのは82年のエンゼルスだった。ベイラー(79年)に加え、ジャクソン(73年ヤンキース)、リン(75年レッドソックス)、カルー(77年ツインズ)と他球団でMVPを受賞した強打者が集結。強力打線で地区優勝を果たしたものの、ア・リーグ優勝決定シリーズで敗れた。

96年レッドソックスは剛腕クレメンス(86年)がエース。カンセコ(88年アスレチックス)、ミッチェル(89年ジャイアンツ)、ボーン(95年)で重量打線を組んだが、地区3位にとどまった。

先日この記録を知ったきっかけは、エンゼルスから自由契約になったプホルスのドジャース入りだった。歴代5位の通算667本塁打を誇るスラッガーは、カージナルスでMVPを3度受賞(2005、08、09年)。ド軍にはエース左腕カーショー(14年)、1番打者のベッツ(18年レッドソックス)、主砲ベリンジャー(19年)がおり、25年ぶり4球団目のMVPカルテットが誕生した。

昨季の世界王者は現在、地区3位と苦戦中。WS連覇を逃すようなら、不吉な“ジンクス”としてMVPを集めるのは避けられるかもしれない。(サンケイスポーツ編集局次長・田代学)

zakzak

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