(パドレス7-0ロッキーズ、17日、サンディエゴ)米大リーグ、パドレスのダルビッシュ有投手(34)は今季9度目の先発に臨み、7回を投げ10三振を奪うなど4安打無失点と好投し、4勝目(1敗)を挙げた。球数は81で無四球。最速は97・2マイル(156・4キロ)を計測し、防御率は1・81となった。
ダルビッシュは打つ方でも貢献。六回に左翼線二塁打を放った。パドレス移籍後、20打席目で初安打。グレイの真ん中に入った85マイル(137キロ)のスライダーを左翼線へ。塁上では両拳を一塁ベンチで盛り上がるチームメートに突き出し、喜びを表現した。
2月のキャンプインでの会見の際には「MLBで33歳以上、34歳以上はDHが使えるみたいなのがないのかな?と最近思っていました。それくらい打つのが好きじゃないです」と打撃は苦手。ここまで19打席連続でノーヒットが続いていた。カブス、パドレスとDH制のないナ・リーグ球団に在籍しながら、来季以降にDHが導入されることをひそかに願っている。
その後は暴投で三進し、遊撃失策で7点目のホームを踏んだ。2019年6月21日以来の得点を記録した。