(レッドソックス5-6タイガース=延長十回、5日、ボストン)米大リーグ、レッドソックスの沢村拓一投手(33)がタイガース戦の1-3の七回から3番手で今季12試合目の登板。1回を投げ1安打無失点1三振で、勝敗は付かなかった。防御率は3・38。チームは延長十回の末、敗れた。
雨が降る悪天候の下、マウンドに上がった沢村。七回、先頭のグライナーに真ん中に入ったスライダーを捉えられ右前打を浴びたが、ここから踏ん張った。続くグロスマンをフルカウントから92マイル(約148キロ)のスプリットで二ゴロ。2番・スクープは96マイル(約154キロ)の内角高めの直球で空振り三振に仕留め、カンデラリオは左飛に打ち取り、無失点でつないだ。
その裏に主砲マルティネスが10号同点2ランを放ち、試合は延長戦に突入。しかし、十回に6番手のウィットロックが3ランを献上。その裏、打線は2点を返したが接戦を落とした。コーラ監督は「七回以降は打線も調子が出てきてチャンスを作ったが、追いつくことができなかった」と淡々と振り返った。