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東京五輪女子アーチェリー代表に内定している山内梓(22)=近大職員=が22日、5大会連続出場を決めている男子の古川高晴(36)=同=とともに奈良県生駒市内の施設で練習を公開した。
約1時間の個人の練習の後「今は最終調整の段階、気持ちも高まっている。本番に自身をもって臨めるように、練習に取り組んでいきたい」と意気込んだ。休日以外は毎日午前9時から午後6時頃まで矢を打ち続け、感触を確かめながら練習に励んでいる。「結果を出せば注目してもらえる。メダルを取るのが目標なので、頑張りたい」。あと3カ月と迫った五輪への熱い気持ちが表れていた。
アーチェリーは高校から。卒業後は競技をやめ、接客業への就職を考えていた。2年生の春に現在指導を仰ぐ、近大の金コーチに誘われ、五輪代表にまで急成長した。金コーチは「大会で見かけたときにリズムよく矢を打っている姿をみた。面白い選手だなと思った」と出会いを振り返り「大学では授業が始まるギリギリまで練習をして努力をしていた。体は小さいがちゃんとできる子。十分にメダルが狙える」と太鼓判を押した。近大のシンデレラガールがメダルを狙い撃つ。(平野佑治)