神戸市中央区のJR東海道線元町駅で2月、ホームから飛び込んだ男=当時(42)=が通過中の電車に衝突して運転席のガラスを突き破り、車両の乗客がけがをした事故で、兵庫県警は16日、衝突で死亡した男を、電汽車往来危険と傷害の容疑で、被疑者死亡のまま書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。
書類送検容疑は2月26日午前8時半ごろ、元町駅を通過する野洲発姫路行きの新快速電車(12両編成)にホームから飛び込み、フロントガラスを突き破って先頭車両にいた京都市の自営業男性(45)に衝突、左腕の骨を折る重傷を負わせたとしている。駅構内の防犯カメラ映像などから、男は自殺を図ったとみられる。