内閣不信任案と衆院解散めぐり神経戦 野党「出さないわけには」慎重論も - イザ!

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内閣不信任案と衆院解散めぐり神経戦 野党「出さないわけには」慎重論も

会見で記者団の質問に答える自民党・二階俊博幹事長=5日午後、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)
会見で記者団の質問に答える自民党・二階俊博幹事長=5日午後、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)

 菅義偉(すが・よしひで)内閣に対する不信任決議案の提出と衆院解散の行方をめぐり、与野党が神経戦を繰り広げている。野党は今国会で、不信任案を2年ぶりに提出する方向で検討しているが、自民党の二階俊博幹事長は提出直後の衆院解散に言及し、対決ムードを高めている。

 野党は新型コロナウイルス禍が始まった昨年、6年ぶりに不信任案の提出を見送った。秋までに衆院選がある今年は「出さないわけにはいかない」(立民幹部)という意見が大勢だ。 6月の会期末の提出が有力で、政治決戦前に「対自民・公明」で結束したいとの思惑もある。

 ただ、今も感染は収束しておらず、多くの野党幹部が発言に慎重になっている。立憲民主党の江田憲司代表代行は5日の記者会見で、首相のコロナ対応を批判し「辞めていただきたい気持ち満々だが、今はコロナ収束が最優先。出す、出さないという議論自体が良くない」と述べた。枝野幸男代表も2日、「明日にでも出したいが、衆院解散による政治空白を作れる状況ではない」と語った。

 一方、安住淳国対委員長は先月下旬、「4月でも5月でも(提出は)あり得る」と語るなど、野党幹部で唯一、表立った提出論を唱えた。参院長野選挙区補欠選挙などの告示を4月8日に控えることを踏まえ、「その前に対立軸を見せる安住流のやり方。コロナの状況次第だが、出すにしても衆院選が近づく会期末だろう」(立民ベテラン)と見る向きが強い。

 提出論の背景には野党内の事情もある。デジタル改革関連法案や土地利用規制法案で、立民、共産、国民民主各党の賛否はバラバラだ。長野補選に出馬する立民候補への推薦をめぐっても足並みが乱れており、不信任案は「菅政権にNO」で野党が結束を確かめる手段になる。

 衆院解散の引き金にもなるが、立民が最もおそれていたのは結党間もない昨年10~12月の解散だ。地方組織が整わず、候補者擁立も進んでいなかった。だが、選挙準備は年末から加速した。一桁に低迷する政党支持率は秋を待ったところで上昇を期待できそうにもない。立民幹部は「この先いつ衆院選が行われても損得はない」と語る。(田中一世)

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