組織に頼らない生き方に刺激 社会人大学院の貴重な2年間

 【定年後の居場所】

 先日、朝日新聞社のReライフのイベントで、「学び直す時。それは今!」というタイトルのwebセミナーを行った。テーマは、「第二の人生の学び」。本来であればリアルな会場で実施する内容だが、コロナ禍ではwebセミナーになるのはやむを得ない。

 記者の質問に私が答える形で話は進んだ。学びに取り組む中高年の実例を紹介して、私自身の学びの体験を語るという内容だった。

 記者から社会人大学院に入学したきっかけについて質問があった。実は、学ぶ意欲があったからではなく、取材を進めるための手段だったと正直に話した。当時は、サラリーマンから異なる仕事に転身した人たちのインタビューに没頭していた。たとえば、職人に転身、社会保険労務士で独立、新たに自営業や農業を始めた人たちなどである。

 しかし、会社員の立場では、インタビューと言っても相手に理解してもらうのが難しいことも少なくなかった。例えば、中学校の教師からスナックのマスターに転じた人にアポを取って夕刻に店に伺うと、「電話ではよくわからなくて、何か変な物品販売かと思った」といった反応もあった。どうすればよいだろうかと困っていた矢先、たまたま大阪の地下鉄御堂筋線の吊り広告にあった社会人大学院(夜間)の入学案内が目に飛び込んできた。

 「そうだ、『キャリアチェンジの研究』にすればスムースに会える」とひらめいた。大学院はサテライトオフィスで会社から15分位で通える。すぐに受験の手続きをとった。

 翌年の4月から26年ぶりの学生生活が始まった。当初はインタビューを円滑に進めるためという不純な動機だったが、大学院での2年間は、私にとっては得るものが大きかった。

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