緑内障発症・進行の危険因子「眼圧」とコーヒーの関係 1日の摂取頻度から研究発表

 まずコーヒー摂取頻度について問診で聴取し、「1日1回未満」「1日1回」「1日2回」「1日3回以上」の4群に分類。コーヒー摂取頻度と眼圧の関連解析を行ったところ、緑内障と指摘されたことがない人では、眼圧に関わるさまざまな因子(年齢、性別、角膜厚など)で補正しても、習慣的なコーヒー摂取頻度が高いほど眼圧が低いことが確認された。

 具体的には、1日3回以上飲む人は、1日1回未満の人に比べ眼圧が約0・4mmHg低いという結果に。参加者全体の平均眼圧が14・7mmHgだが、その約3%分の眼圧が低かったことになる。なお、緑内障と指摘されたことがある人とない人とで比べた場合は、コーヒー摂取頻度に明らかな差は見られなかったそうだ。

 今回の研究結果では、コーヒーをよく飲む人ほど眼圧が低いことを示したが、残念ながら、コーヒーを飲むことで眼圧が下がるのかを検証したものではない。緑内障ではない人が予防できるかどうか、またすでに緑内障になっている人でコーヒーが眼圧を下げるかについても不明だ。

 三宅特定助教は「現時点での知見では、緑内障の家族歴や落屑症候群と呼ばれる眼の特徴がなければ、今まで通り飲んでもらって大丈夫です」という。また、緑内障は早期発見が大切であることを知ってほしいと話す。

 「緑内障で悪くなった視野は戻すことはできず、それ以上悪化させないようにすることが治療となりますから、早期発見が重要です。若年者を中心に近視が増えていますが、近視が強い人は緑内障を合併しやすいことも知られています。健康診断を含め、定期的な眼科検診をぜひ受けてください」(医療ジャーナリスト 石井悦子)

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