映画「旅立つ息子へ」 ニル・ベルグマン監督に聞く

「旅立つ息子へ」のニル・ベルグマン監督 (C)Spiro Filmes
「旅立つ息子へ」のニル・ベルグマン監督 (C)Spiro Filmes

 自閉症スペクトラムの息子のために人生をささげてきた父親。そんな父親をひたすら愛する心優しい息子。2人の深い絆、そして親子の旅立ちを繊細なタッチで描いた映画「旅立つ息子へ」が26日、公開された。本作は、カンヌ国際映画祭をはじめ世界各国の映画祭に正式出品された。過去に東京国際映画祭でグランプリを2度受賞しているイスラエルのニル・ベルグマン監督(51)に作品への思いを聞いた。(水沼啓子)

 「作品を通してこの危険な世界から子供を守りたいという父親の情愛と、親は子供が成長したことを認めたがらず子離れすることの難しさを描いた。とくに自分の子供が特別支援を必要としている場合、子離れはより難しいものになる」と訴える。

 本作に登場する父親、アハロンは売れっ子のグラフィックデザイナーというキャリアを捨て、イスラエルの田舎町で息子のウリと二人暮らしをしながら、かいがいしく自閉症の息子の面倒見ている。息子の好物の星型パスタを作り、息子の好きなチャーリー・チャプリンの傑作映画「キッド」を一緒に見たり、息子の望みを何でもかなえてあげる。

 「普通は母親が子供の求めるものに敏感に応えるものだが、この作品では、父親が子供のニーズに対して敏感だ。父親は自分の息子が何を考えているのかが分かるぐらい、父子の距離感を近く描いた」と話す。

 また、「アハロンは障害のある息子を守りながら育てていくのだけど、その過程で実はアハロンの方が気づかないのうちに子供の背中に隠れてしまって、自分の人生としっかり向き合えていないという面も表現したかった」と語る。

 監督自身、3人の子供の父親でもある。「最初の子供が生まれたとき、なんてか弱くてもろい存在なんだろうと感じた。そして、父親として、この子を危険な世界から守れるだろうかと不安になった。自分もアハロンと同じように子供に共感し過ぎてしまって、距離を置いて子供を見れなくなっているところがある」と打ち明ける。

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