公明代表、自民内の解散発言にくぎ「首相が決める」

　公明党の山口那津男代表は２３日、衆院解散について「菅義偉（すが・よしひで）首相が決める。解散権のないわれわれが意見を言うものではない」と述べた。首相と官邸で会談した後、記者団の質問に答えた。自民党内で解散時期をめぐる発言が相次ぐ状況にくぎを刺した格好だ。

　首相との会談で解散は話題に上らなかったとも説明。「当面の最重要課題は新型コロナウイルス対策と、東京五輪・パラリンピックなど主要行事の環境を整え実施することだ」と強調し、解散ではないとの認識を示した。