連合傘下の民間産業別労働組合(産別)が支援する無所属の浜口誠、礒崎哲史、田村麻美各参院議員=いずれも比例=は23日、国民民主党に入党届を提出した。立憲民主党と共産党の連携強化に反発しており、民間産別の立民離れが一層鮮明になった形だ。国民の玉木雄一郎代表は「わが党が掲げる政策先導や改革中道の立場を理解してくれたと思う」と国会内で記者団に述べ、歓迎した。
浜口、礒崎両氏は自動車総連、田村氏はUAゼンセンの組織内議員。3人が入党すれば国民は衆院7人、参院12人の計19人となる。国民は24日の両院議員総会で、3人の入党を承認する方針だ。
民間産別のうち、この2労組は4月の参院長野選挙区補欠選挙で、立民の新人候補が共産などの県組織と結んだ政策協定に「原発ゼロ」や日米同盟見直しが盛り込まれたことを問題視していた。