群馬県議会行財政改革検討委員会が16日、開かれ、新型コロナウイルス禍に伴う財政状況の悪化を踏まえ、県有施設の見直しに継続的に取り組むことなど12項目にわたる提言を全会一致でまとめた。近く山本一太知事に提出する。
提言では、持続可能な財政運営の必要性を認識しているとした上で、「必要最小限の経費で最大の効果を発揮するよう行財政改革を積極的に行うこと」と明記。県民サービスが損なわれないよう留意が必要とも指摘した。
県が見直しを検討する県有10施設については改めて慎重な対応要請。10施設以外でも行財政改革の必要性から見直しに継続して取り組むことも要望した。
このほか県庁の業務効率化を進めるため、プライバシー保護対策を講じながら、AI(人工知能)やICT(情報通信技術)を積極的に活用するよう要請した。