コロナ禍の大規模マラソン再開「五輪への大きな一歩」 名古屋ウィメンズ

スタートを待つ選手ら=14日、名古屋市東区(鳥越瑞絵撮影)
スタートを待つ選手ら=14日、名古屋市東区(鳥越瑞絵撮影)

 今回の名古屋ウィメンズマラソンには、一般ランナーを含めて約4700人が出場した。今月7日に予定されていた東京マラソンも10月への延期が決まっている中、公道を使った本格的な大規模マラソンの再開レースとなった。

 コロナ禍のレースで最も注意が払われたのはスタート地点の密集をいかに避けるか。1~2メートルの間隔をあけてスタートできるスペースを確保し、スタート地点までマスク着用を求めた。また、更衣室を設けず、レースで着用するウエアに上着を着た状態での来場を求め、給水所でも紙コップにふたをするなど工夫を重ねた。日本陸連の尾県貢専務理事は「万全の感染対策で開催でき、東京五輪・パラリンピックに向けた大きな一歩」と評価した。

 ただ、クラスター(感染者集団)が発生していないか、今後2週間は慎重に経過を観察する必要がある。国内では今月19日に選抜高校野球、26日にプロ野球が開幕し、大勢の観客がスタジアムという空間に集まるようになる。「スポーツからクラスターを発生させない。その積み重ねが大きな勇気になる」と尾県専務理事。今は実績を積み上げていく時期だ。(丸山和郎)

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