茨城・北茨城出身の歌手・石井竜也さん 故郷が被災、精力的な復興支援「自然の怖さ次世代へ」

茨城・北茨城出身の歌手・石井竜也さん 故郷が被災、精力的な復興支援「自然の怖さ次世代へ」
茨城・北茨城出身の歌手・石井竜也さん 故郷が被災、精力的な復興支援「自然の怖さ次世代へ」
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 音楽や絵画など多分野で活躍するアーティスト、石井竜也さん(61)の心の原風景は故郷・茨城県北茨城市の美しい海辺だ。「中学時代、父親が僕に油絵を描かせようと車へ10号のキャンバスとイーゼルを積み込み、よく大津漁港へ連れて行ってくれました。『あの漁網を干す様子はいい絵になるだろう』とね」

 絵画を描くにはまずディティール(全体の細かい部分)をとらえる。「大津岬や六角堂。父親に『ここから描いてみろ』といわれた場所はみんな目に焼き付いていた」が、そうした光景は平成23年3月11日、東日本大震災の津波で一変。「全部壊されてしまった」と肩を落とす。

 震災の発生後、すぐにでも故郷や東北の被災地へ飛んでいきたい気持ちを抑えた。尊敬する知人の画家、千住博さん(63)の「今はまだ君のような歌や夢を作っている人が行く場所ではない」という助言で、「被害のなかった地域で寄付を募ろう」と決意。

 震災から約2週間後の3月27日から大阪、名古屋、広島でチャリティーライブを開催。義援金を募り、ステージでは即興で絵を描いて後にチャリティーオークションへ出品した。

◆  ◆  ◆

 北茨城の被災地を訪れたのは、震災翌月の4月だった。「『あそこの路地を曲がれば酒屋さんだったな。よくお使いに行ったたばこ屋には口うるさいおばちゃんがいたな』とか。自分の記憶に刻まれた町はもうなかった」と改めて心を痛めた。

 同年11月と12月にはNHKテレビ『課外授業 ようこそ先輩』(翌24年1月放映)の収録で母校の北茨城市立大津小学校を訪問。6年生児童33人に個人面談し、あえて震災時の詳しい様子を聞き取った。「家庭でも親が気を使い、津波のことを思い出させないようにしていたが、子供らしく素直な気持ちを語ってもらったほうがいいと考えたからです」

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