米大リーグ、パドレスのダルビッシュ有投手(34)が2日(日本時間3日)、アリゾナ州ピオリアで行われた春季キャンプで2度目のライブBP(米国式の打撃投手)に登板。2イニングを想定し、7打席で29球を投げた。1安打、2三振で直球の最速は96マイル(約155キロ)をマークした。
「よかった。カッターもよかったし、スライダーもよかった。カーブもうまいことストライクゾーンに投げられた」
2月25日(同26日)の前回に20球を投げてから、中4日の間隔で臨んだ2度目の実戦マウンド。メジャー40人枠入りしている若手打者を相手に野茂英雄・球団アドバイザー(52)から助言を受けているフォークボールを多投。「落ちはすごくよかった。この数年スプリットをけっこう、武器にしているところがあったけど、あんまり落ち方が安定しないのが自分のスプリット。それがだいぶなくなって全体的に落ちている」と手応えを得た。
投球後には、カブスからともにトレード移籍し専属捕手を務めるカラティニと談笑。1イニング目が終わった際に「あまり球速が出ていない」といわれたという。しかし、終わってみればコンスタントに94、95マイル(約151、153キロ)をマーク。ダルビッシュは相棒に向かって「僕が(球速は)出てるだろう? みたいなことを言って、あいつがちょっと笑って、それで盛り上がっていました」とやりとりを明かした。
次回の実戦登板は、中4日で7日(同8日)のロイヤルズ戦(ピオリア)、もしくはシート打撃などで調整を進めるとみられる。