通勤・通学客で混雑するホームが騒然となった。神戸市中央区のJR神戸線元町駅で26日朝に起きた人身事故。スピードに乗って駅を通過する新快速電車に男性が飛び込み、先頭車両のガラスを突き破って乗客が巻き添えになった。「やばい、やばい!」。現場では悲鳴が上がり、大破したガラス片が周辺に散乱していたという。ダイヤにも大きな影響が出るなど、混乱が波及した。
「急ブレーキの『キーッ』という大きな音がして強い衝撃があった」
事故が起きた電車の4両目に乗車していた女子学生(22)は当時の様子をそう振り返った。座席に座らず立っていたが、急停止に倒れそうになったという。
すぐに前方車両から女性らの悲鳴が響き、「何が起きたのか」と騒然となった。車両のドアが開いてホームに出ると、前方にはガラスの破片のようなものが散らばり、乗客が次々降ろされていた。「それ以上は怖くて見ていない。すぐにホームを出た」と話した。
通勤途中で6両目に乗っていた男性(46)も「急ブレーキがかかり、衝撃があった。しばらくするとドアが開いたので、電車の前側へ行くと、フロントガラスがほとんど割れていた。この電車は元町駅には停車しないから、相当のスピードで衝突したのでは」と推測した。