社会のタブーにも斬り込み、時代という悪を問いかける 呉勝浩さん『おれたちの歌をうたえ』

 --作者自身の人生と重ねた部分もある

 「もしも僕がその時代に生まれていたら、学生運動に身を投じていたと思いますよ。逆に言えば、社会を変えるような大きな物語を持っていない自分に対して、不全感や乗り遅れた観がどうしても拭えない。藤原さんの『テロリスト-』は学生運動に挫折した物語ですが、その挫折にすら憧れを感じました。『テロリスト-』の発刊は阪神大震災やオウム事件と同じ1995年です。僕はまったく平和な田舎(青森)でテレビを眺めているだけでしたから」

 --成功体験よりも失敗や挫折ですか

 「僕自身の挫折はあまりに多い(苦笑)。具体的には、映画を志しながらモノにならず、就職もしない、名も上げられない、何者になりたいのか、よく分からないような生活でしたからね。もちろん根本的には(在日コリアンとしての)出自の問題があります。日本に生まれ、日本で育ち、友達も日本人なのに、ある瞬間『自分は日本人じゃない』と思わされる。勝ちようのない、理不尽なことです」

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