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10日のYahoo!検索トレンド上位に、「taknal(タクナル)」というワードがランクインして、ネット民の注目を集めた。「taknal」は「人とのすれ違いを本との出会いに変える」とうたうアプリの名称で、このアプリをインストールしたあるユーザーのツイートがバズったことがきっかけと見られる。
「taknal」は本をテーマにした一種のソーシャルネットワークアプリと言えるもの。アプリのユーザー同士がすれ違うと、それぞれが登録している本の情報(要約とユーザーの感想)が交換される。出会った本の情報で気になったものにマークをつけると、アプリ内に保存して後から振り返ったり、次に読む本を選ぶときの参考にできる。ユーザー同士は、本を介してのつながりしか持たず、直接の意思疎通はできないところが大きな特徴となっている。iOSとAndroid両方に対応しており、ダウンロード、利用ともに無料。
ツイッターには、ネットでバズったことをきっかけにごく最近インストールして使い始めたと見られるユーザーからのコメントが相次いでいる。「知らない本をいっぱい薦めてもらえて楽しい」「通りすがりの人のオススメ本が表示されるの楽しい」と、本を推薦されることを楽しむユーザーや、「子どもの自分をつくってくれた本たちから登録しました」「物語が終わった後のあの感情を全人類に味わってほしい」「歩きながらオススメ本を布教していくスタイル。仕事で外回りするのが楽しみになった」など、読書の趣味で自己表現できることを喜ぶ人などが見受けられ、概ね好評の様子。