関空の昨年旅客数、通年で史上最低の655万人

新型コロナウイルスの影響で旅客が激減し、ほとんど無人状態となっている国際線出発フロア。一部を残して照明も消されている=25日午後、関西国際空港
新型コロナウイルスの影響で旅客が激減し、ほとんど無人状態となっている国際線出発フロア。一部を残して照明も消されている=25日午後、関西国際空港

 関西エアポートは25日、関西国際空港の令和2年の利用状況(速報値)を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で、国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年比79%減の655万2424人となった。通年の実績では平成6年9月の開港以来、史上最低を記録した。新型コロナウイルス感染拡大による減便や運休が響いた。

 令和2年の国際線の旅客数は86%減の350万3453人となり、このうち外国人は214万6335人だった。国内線は旅行や出張などの自粛が響き、56%減の304万8971人だった。

 関空の総旅客数はインバウンド(訪日外国人客)の急増で平成24年から8年連続で増加し、令和元年は過去最高の3191万5607人を記録していた。

 また、関西エアが運営する大阪(伊丹)空港の昨年の旅客数は54%減の767万2354人。神戸空港は52%減の162万5646人となった。

 関西エアは同日、関空の昨年12月の総旅客数も発表した。前年同月比90%減の25万3083人で、2月以降、11カ月連続の減少となった。国際線は低迷が続き、98・5%減の3万539人。国内線は60%減の22万2544人となり、減少率は11月(48%)から拡大した。感染が同月中旬から再び広がり、例年なら繁忙期となる年末年始の旅客数が頭打ちになった。